僕にとって一番好きな映画、
それはゴットファーザー パート2です。
常日頃、俺って世界で一番いい男、と、
普通に思っている僕ですが、
この映画に出てくるロバート デ ニーロにはかないません。
若き日のビトー コルリオーネを演じ、
見事に主演のアルパチーノを食ってしまった出世作。
ストーリーはマフィアのボスのお話ですが、
回想シーンを挟みつつ、すばらしい音楽とともに、
よどみなく流れ、
スリリングに展開しててゆきます。
映画の中で、デニーロ演ずるビトーが、
最初の人殺しをするシーンがあります。
寡黙な青年が複線があるにせよ、
完全に後戻りできない世界に足を踏みいれる瞬間です。
人生の分水嶺を踏み越えたあと、
祭りの人混みを歩く姿が印象的で、
忘れることができません。
ニーノ ロータのマーチが流れます。
ところで、映画というのは見る人によって、
全く違う印象をもちますよね。
僕は、映画館でジェラシックパークの最初の5分間を
見ただけで寝てしまったし、
シンドラーのリストもそうでした。
タイタニックは開いた口がふさがりませんでしたが、
寝ませんでした。
けれど当たり前かもしれません、
ヘアメークさんと、
和菓子職人さんと、
俳優の卵さんが一緒に同じ映画を見たとして、
見るとこ違いますよねーやっぱり。