そういえば今日… マーフィの雑記帳

流れゆく日常の中、気にとめておきたいことを徒然なるままに綴る場所、それがここ。Murphy's Memorandom

LUPIN the Third ~峰不二子という女~

2012年04月06日 | [TV・映画・本]
今週から北海道が生んだ偉大な漫画家モンキーパンチ先生の『ルパン三世』待望のTV新シリーズ
『LUPIN the Third ~峰不二子という女~』の放送が開始された。
3作目の『ルパン三世 PartIII』が放送されたのが1984年なので実に28年ぶりのこと。
現在、地上波では日テレと一部の放送局でしかお目にかかれないが、
日テレオンデマンドで最新話を無料で見ることができる。
もちろん、毎年TVスペシャルの単発でルパンファミリーの活躍は楽しめたが
いかんせんPart2以降はスペシャルも含めて子供向けの要素が多く往年のファンとしては物足りなかった。



今回は深夜枠ということで、完全にお子様テイストが排除されて1作目、あるいは原作ファンの為の
作品に仕上がっている。第1話を見る限り、子供向けのドタバタやギャグもなくまさに1作目のテイストが
見事に再現されているように感じた。
性欲爆発の十代なら「不二子の乳首がっ!」と巻き戻し再生しまくるところだが
おっさん目線では「TVでよくやった」とスタッフに拍手を贈りたい。
個人的には一番好きな銭形警部が30年以上いじられキャラだったのが
カリ城並のカッコイイ扱いにもどっていることがうれしい。

この春、イチオシのアニメとして見ていきたい。

宇宙戦艦ヤマト2199

2012年02月24日 | [TV・映画・本]
近年、実写版・復活篇と数々の話題を提供してきた『宇宙戦艦ヤマト』だが
オッサンたちが期待していたのはこういうこと。
38年前の日曜夜7時半、唯一ヤマトを見たがっていた自分が親に『アルプスの少女ハイジ』を
強いられていて、本編が終わった直後チャンネルを回すといつも赤く焼けただれた
地球をバックに真っ赤なスカーフが流れていたのを思い出す。
結局、ヤマトを全話見ることができたのは再放送だったっけ。
この春、この第1期をベースにした新TVシリーズとして再起動する。
先行して大都市の劇場でスクリーン上映されることが決定、今から楽しみだ。


逆転裁判

2012年02月16日 | [TV・映画・本]
先週公開の期待の新作『逆転裁判』を見てきた。
原作は2001年にカプコンから発売されたゲームボーイアドバンス用ソフト。
ドラマによくある法廷劇をメインに据えたアドベンチャーゲームで
シリーズ4作、スピンアウト2作がリリースされ待望の第5作の制作も既に決定している。
アドベンチャーゲームというマイナーなジャンルでありながら
シリーズ累計で410万本を販売するというビッグタイトルの映画化。
ファンとしては見ておくしかあるまい。



出演者たちの個性的なファッションは原作をかなり細部まで再現していて
ごく一部のキャストを除けば何ら違和感はない。
よくぞ実写でここまで近づけたもんだと拍手を贈りたい。
問題の一部はアシスタント役の真宵と糸鋸刑事。
真宵は霊媒師の卵にしては老けすぎ、設定ではたしか10代だったはず。
逆に糸鋸刑事は若すぎて単なる熱い新米というかんじが少しがっかり。
ストーリーは第1作目をほぼ忠実になぞっていて2時間15分にきれいに収まっている。
メインとなる法廷シーンも証拠のやりとりにVFXが見事にハマっていて
出しゃばりすぎない演出が良かった。
惜しむらくはシリアスにも笑いにも徹しきれなかったところだろうか。
シナリオ上、シリアスは無理だろうが無理に笑いを盛り込む必要もなかったのでは
と思われる箇所がチラホラ。
ただ、映画化よりもTVドラマ化の方が似合ってたんじゃないのかな?

ワイルド7

2011年12月15日 | [TV・映画・本]
『映画けいおん!』を見てきた。
ちなみに公開日12月3日はプレイステーションの誕生日w
1994年生まれだからもう17歳。
しかし、今回のネタはけいおんじゃない。
興味のある人には説明無用のこの冬一番の大作だし、
そうでない人にお勧めするようなジャンルでもないので。



今日のお題は、けいおん上映前の予告編を見ていた際のこと。
今月21日から『ワイルド7』が公開されることを知った。
原作は1969年から10年に渡って週刊少年キングに連載された
「毒をもって毒を制す」ワルに対しては情け無用の
元悪人たちを警察官にスカウトして法で裁けない悪党を裁く
望月三起也の痛快アクション漫画(昭和風)
マーフィはどちらかというと『ドーベルマン刑事』の方がなじみ深く
でっかいオートバイに乗ったいかつい男達が鉄砲を撃ちまくっていたシーンと
歌くらいしか記憶にない。もうちょっと下の年齢層の人だと
『ザ・ハングマン』とか『ブラックエンジェルズ』『マーダーライセンス牙』
と聞いてピンと来た人は、そんな感じと思ってもらえればいい。
 予告を見る限り『電人ザボーガー』のような原作重視ではなく
今風のカッコイイ映画に仕上がっているように感じた。
主演の飛葉大陸を演じるのは大人グリコのタラちゃんこと瑛太
あまりアクション向けな印象がないのでギャップを楽しめるかもしれない。

今回見てきた予告編では2012年2月公開の『逆転裁判』の方が期待大!


タンタンの冒険 ユニコーン号の秘密

2011年12月05日 | [TV・映画・本]
タンタンじゃないだろ、チンチンだろ!



今冬の大作スピルバーグ監督作品『タンタンの冒険 ユニコーン号の秘密』が公開された。
原作は1929年(昭和4年)『タンタンの冒険旅行』原題: Les Aventures de Tintin
ベルギーの漫画家エルジェの代表作。絵柄を見るとなるほど見覚えがある。



どんな映画かとネットで上記HPを見ていろいろ調べると英題がThe Adventures of Tintin
TINTIN=タンタン…えっ?
チンチン…ちょっとかっこよく言ってもティンティンじゃね?
日本男児ならほぼもれなく持ってる股間の呼び名と同じ読み方だよね。
無理矢理下ネタに持っていく気はさらさらないけどタンタンって無理じゃね?
1964年にフジテレビ系列で放映された白黒アニメも『チンチンの冒険』
昔はローマ字読みすることが多かったからかもしれないけど日本人なら
あの綴りで発音するならチンチンだよね。
もしかするとベルギーやフランスではこの綴りでそう発音するのかも知れない。

60年弱、全24冊に及ぶ原作は全て日本語化されていて全世界では3億5千万部以上
発行されているらしいが読んだことがなかったなぁ。
原作に興味のある方はこちらのリンクからどうぞ。



大きな声で「電人ザボーガー、GO!」

2011年10月26日 | [TV・映画・本]
1年以上前に映画『電人ザボーガー』のブログを書いた。
今月それが無事公開されたので見てきた!
ここ一年、『宇宙戦艦ヤマト』『あしたのジョー』『怪物くん』『こち亀』など
痛いリメイク(や実写化)が流行し新しいファンはともかく
古いファンは頭を抱えることが多かったはずだ。
今回は特撮とはいえ、名作のリメイクが多い中まさかのザボーガー
しかも二章立てという変則技で期待半分冷やかし半分で臨んだが見事に裏切られた。
オリジナルファンを自認する自分でも忘れていた設定が随所に生かされ
70年代テイストを臭わせながら今でも通用する第一部「青年期の章」を
スーパー戦隊シリーズ『炎神戦隊ゴーオンジャー』のゴーオンレッド=古原靖久
がオリジナルの大門豊を見事に演じきってくれた。
どちらかというと第一部の方がリメイクとして相応しいだろう。

そして懐かしいアイキャッチの後、第二部「熟年期の章」で板尾創路登場
「なぜ板尾?」という不安もすぐに払拭された、よく考えれば自分の年齢と重なってるし。
周りを見ても特撮物なのにヤマト以上にオヤジ率が多かったw
とにかくオリジナルに燃えたファンなら充分に楽しめるだろう。
今の特撮は『仮面ライダー』とスーパー戦隊シリーズくらいしか見たこと無い若者には
斬新に映るかもしれない。
特に『仮面ライダー』はスポンサーの意向で一作に何体ものライダーが登場(変身)して
無意味にグッズを多用して財布に負担をかけるのが目的と化している気がしてならない。
(ガンダムも同様)
そのせいで主役が何人も登場したり、メカに対しても愛着が分散して使い捨て感覚が否めない。

とにかく昭和のヒーローにまた会えて良かった!
主題歌も変にいじることなく、菊池俊輔先生の曲をそのまま使用してくれて
子門真人さんの、とはいかなかったが高野二郎さんが見事に歌いきり胸が熱くなった。



ドラえもん、誕生日おめでとう!

2011年09月03日 | [TV・映画・本]
2112年9月3日、今の時代でも有名なネコ型ロボットが誕生する。
今からたった101年後のできごと。
50代以下のほとんどの日本人なら男女問わずドラえもんを読んだことがあると思う。
そのうち日テレのドラえもんを知っている世代は30代以上の一部ではなかろうか。
子供の頃読んだり見たりしたドラえもんから卒業して
自分の子供が年頃になってまた一緒にドラえもんを楽しんでいる人も多いことだろう。

その最終回として数年前、話題になった同人誌がある。
一般に知られている最終回はアニメ化もされているコミック第6巻の最終話
「さようならドラえもん」をあげる人がほとんどだと思う。
この他に「ドラえもん未来へ帰る」「ドラえもんがいなくなっちゃう!?」の2話があり
単行本未収録で2009年に出版された藤子・F・不二雄大全集に収録された。
当時単行本派だったマーフィも「さようならドラえもん」しか知らず
コミック7巻が発売された時、それは驚いたものだった。
全6巻で完結したと思っていたドラえもんが普通に復活したのだから。
今でも復活することが分かっていても、この回を見るとホロッとくるのは仕方あるまい。

オタクのマーフィは前述の同人誌が発売された当初に購入していて
非常に出来の良い二次創作物として愛読していた。
この同人誌のプロットは別の作者がいるそうで、それをベースに作画されたそうだ。
ネットの普及によってその同人誌が作者の許可無く放流され
同人誌という二次創作を知らない人々の目にも触れる機会が増え
原作画にそっくりに描かれたそれは「本当(公式)の最終回」と受け取る人もいたようで
事態を重く見た小学館と藤子プロが作者を著作権侵害で訴えた。

原作キャラ、世界観等を改編することが多い成年向け同人誌と違い
この作品は原作の世界観をいじることなく、原作者の死後も延々と綴られる藤子ワールドではなく
「もしもの最終回」として描かれた二次創作物にすら、著作権侵害を持ち出すのは違法では無いが寂しく思う。
作者である藤子・F・不二雄先生がご存命で、こういう措置を取るのなら納得もいくが
権利保全の為に出版社とプロダクションが個人の活動を叩き潰すことはいささか暴力的ではなかろうか?
読み返しても原作を冒涜するような描写は一切見あたらない。
この事件は、作品が無償で公開されていればスルーされたのか?
何部以下の販売数ならスルーされたのか?何万円以下の利益ならスルーされたのか?
小説形式ならスルーされたのか?出来が悪ければスルーされたのか?
タイトルがドラ○もんならスルーされたのか?
成年向け同人誌ではなく、一般同人誌での著作権侵害、ドラえもんの誕生日に改めて考えてみる。