アセンションへの道 PartⅠ その理論と技法

2012年には銀河の中心と太陽系そして地球が整列し時代の節目を迎えます。アセンションの理論と技法について考えます。

第11章 限りない光への道 ⑥アンタカラナ

2010-11-04 21:09:29 | 第11章 限りない光への道
人間は魂やモナドと眼に見えない霊的な糸のようなもので結ばれているようである。そんな話を以前何かの本で読んだ記憶があるので、場合によっては既に大部分の読者もご存じかも知れないが、まさかその糸が3種類もあるとは思いもよらなかった。そしてその一本一本の役割や人間に繋がっている場所までが異なるということを、ストーン博士の『完全アセンション・マニュアル』(以下、同書)を読み初めて知った。それでは、人間はまるで操り人形ではないかと思ってしまう人もいるかも知れないが、必ずしも然にあらず、地上の“人格”が魂と繋がることを意図して瞑想し、或いはマントラを発するとき、アンタカラナというメンタル物質の新たな糸が先ずは魂との間に構築されるのである。そしてイニシエーションの階梯が進むに連れて、この糸が太くなって行き、最終的には既に有る別の二本の糸(生命の糸と意識の糸)と統合されると云う。このアンタカラナの構築は、イニシエーションの階梯、延いてはアセンションと密接に関係しているので、その部分を同書から引用する。

「虹の橋とも呼ばれる“アンタカラナ”の構築はこのうえなく素晴らしいテーマである。・・・これこそマインドを扱う真の科学であり、橋を築く材料として用いられるのはメンタル物質である。橋はまず人格と魂の間に架けられ、当人の進化が進むにつれ、次には魂と霊的三極体(トライアド)とモナドとの間に架設される。霊的トライアドとは容れ物であり、これを通してモナドが働く。・・・モナドは霊的意思、直感、ハイアーマインドからなる三つ重ねの容れ物を通して働くのである。」
「アンタカラナは、糸であったものが後に太さを増し、紐ないしはコードに変わる。これはしばしば、修行者が瞑想や吾性や霊的修養を通して、或いは具体的な霊的集中によって創り出すものとして言及される。修行者はこのプロセスにおいて、魂、のちにはモナドの支援を受けるが、作業の最初の半分は独力での遂行が課せられている。」
「モナドからは、地上の修行者のハート・チャクラへエネルギーの糸或いは紐が既に伸びている。このエネルギーの紐は、“ストラトマ”とも呼ばれる生命の糸、あるいはシルバーコードのことである。また、魂から修行者の松果体へと繋がっている糸或いは紐は、“意識のコード”と呼ばれる。意識のコードは知識の為に使われ、アンカタラナは竣工時点から叡知のエネルギーの為に使われる。」
「ストラトマと意識のコードは、人類が最初に物質界に到達したときに構築された。アンタカラナに関しては、この構築作業に着手するには試補の道を歩みはじめている必要があるため、非常にゆっくりした成長を続けている。生命の糸ストラトマと意識のコードは上位から下向きに、アンタカラナは下位から上向きに作用する。第五イニシエーションとアセンションとがアンタカラナ構築の最終段階の時期にあたるが、その時に、ちょうど人格と魂と、後にモナドとが融合するように、それら三本のコードも融合し、統合し、相互に混ざり合うのである。アンタカラナの創造を通して、こうしたプロセス全体の惹起が可能となる。」

それでは、アンタカラナはどのように構築されるのであろうか。以下も同書からの引用である。

「アンタカラナ構築の初期段階では、先ず自作の細い糸が三本創られ、それがアンタカラナを構成することになる。三本のうち最初の糸は、肉体とエーテル体を結ぶもので、心臓から脾臓を通っている。二番目はエーテル体とアストラル体を結ぶもので、太陽神経叢から心臓を通り、それからアストラル体に繋がっている。三番目はアストラル体とメンタル体を結ぶもので、この糸は第三の目のチャクラから頭頂のクラウンチャクラを通り、そこからメンタル体へと繋がっている。この三本の細糸は、魂の延長による四体システムの統合を助けるものである。」
「第二段階では、地上の人格から魂までのアンタカラナの構築に取り組むことになる。これも、低次心識と魂と高次心識の間に橋を架けるプロセスとして説明することが出来る。これすなわち、頭脳―心識―魂を結ぶことであうとも言い換えられる。この橋は“メンタル物質”を用いて創られる。魂から霊的三極体とモナドに架橋する段階においては、“光物質”が用いられることになる。」
「アンタカラナ構築の意図と目的は、それを自己実現と人類の奉仕に役立てることである。第三イニシエーションまでに、この人格と魂を結ぶ橋は完成される。この初めての大いなる融合は、修行者が強い心を養い、日頃から肉体や感情体すなわち欲望体に圧倒されることのない場合に限り、成し遂げられる。この橋は、自己本位の姿勢ではなく霊的姿勢を有することと、心を常に光の中におくことの習得によって築かれる。これは意識を魂に同調した状態に保ち、そうした状態にある自分がいかに考え、感じ、行動するかを学ぶという意味である。低次自己、エゴ、肉欲、周囲の人間、環境は、われわれをそうした意識状態からなんとか引き離そうとするだろうが。魂に即した奉仕を行うなかで、自分自身の力を取り戻し、自己統御がなされた状態を学ぶことは、アンタカラナの安定に大いに貢献することになる。再度強調させて頂くが、先に人格の方が魂に注意を向けるまで、魂の側から人格に注目することはない。」

以上で大体、アンタカラナがどのようなものか、そしてどのような目的で構築されるかがお判り頂けたものと思うので、次週はアンタカラナ構築のステップ(具体的な手法)に就いて説明する。

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