アセンションへの道 PartⅠ その理論と技法

2012年には銀河の中心と太陽系そして地球が整列し時代の節目を迎えます。アセンションの理論と技法について考えます。

第11章 限りない光への道 ⑧七つの光線

2010-11-19 22:00:13 | 第11章 限りない光への道
七という数字は、実に不思議な数字である。例えば、光をスペクトル分解すると虹の七色になる。人間の主要なチャクラは七つある。そしてチャクラの色が下から順に赤から紫まで、虹の七色に対応しているのは良く知られている話である(余談ではあるがルートチャクラの色は赤であり、赤い下着が健康に良いというのには、このルートチャクラ自体が生命エネルギーに深く関与していることに関係がある。そう云う意味では、昔からフンドシも女性の腰巻もだいたい赤と相場は決まっていた)。更に、1オクターブの音域はドからシまで、七つの音階に分けることが出来る。ドランヴァロの『フラワー・オブ・ライフ』を読んでも、この音階とチャクラの関係についての説明にかなりの紙幅を割いて説明している。ついでながら、一週間を七日に決めたことについても、それなりの意味があったのだと思う。

更に7という数字に就いては、ヨハネの黙示録には七つの灯台、七つの金の燭台、七つの教会、更に七人の御使いが出てくるが、特にこの七人の御使いに関連し、他の本の中でも筆者は興味深い一致に気付いた。先ずは以前にも紹介した『エメラルド・タブレット』(アトランティスからエジプトに渡り、ピラミッドを含むエジプト文明を創始したトートの言葉とされる)から関連部分を引用すると、

「秘められしアメンティーの主等の前にて我が学びし智慧を、人々に与えん。主等は極秘の大師にして、無限の時が終わりを告ぐる未来より来れり。アメンティーの主等は七人にして、光の子らの大君主、周期の太陽、智慧の大師にして人の子等の如き姿ならず。三、四、五、六、七、八、九は人類の大師等の称号なり。遠き未来より、形なけれど形をつくりつ、主等は師として人の子等の為に来る。とこしえに生きて居れど、生物にあらず。生命に束縛されず、而も死より自由なり。とこしえに無限の智慧もて支配し、束縛さるれども、暗き死の広間に束縛されず。うちに生命を持てども、生命ならざる生命なり。万物に自由なるは万物の主なり。主等よりロゴス(言葉又は理性)出で来る。主等は万物の上にあまねき力の仲介者なり。主等は巨大なれども、一微塵の中にも隠され、自ら形つくる事によりて形づくられ、知られども知られず。・・・」

ということで、要は天の主座の周りには7人の偉大な大師(或いは大天使)がいて、万物の生成と顕現にそれぞれが絶大な力を持っているという意味だと思う。そして次は『完全アセンション・マニュアル』(以下、同書)からの引用である。

「七光線は、神が顕在化するに際して最初に行った識別のことであり、神の表現の具象形態における全分野を規定するものである。また、七光線は神の七つの資質を表す七つのタイプの力の具現でもある。それら七つの資質は、神の無限の宇宙全域に存在する物質や形態に対し、七重の影響力を有するものである。大いなる七つの光線は、次に示す“七人の大いなる存在”が具現されたものでもある。

1.力ないし意思の主
2.愛と叡知の主
3.活動知性の主
4.調和と美と芸術の主
5.具象的知識と科学の主
6.献身と理想主義の主
7.祭儀的秩序ないし魔術の主

事実、光線は極めて複雑な題材であり、これを理解するための方法や参照枠は数々存在するが、光線に就いての研究は、現社会においてはほとんど知られていない科学分野に属している。この分野にかなりの熱意をもって取り組んでいる私は、全世界のあらゆる宗教や神秘学派の教義に学術的に関わってきたが、光線の重要さに気付いたのは、アリス・ベイリーによる秘教的心理学についての著書に出会ってからである。光線には、占星術さえも及ばぬ重大な意味合いがあるが、本章で述べる内容は、地上界での霊的探求の道にまつわる事柄の99.99%に関わりを持つ人があっても、いまだかつて論じた経験がないはずである。自分自身と世界を全体として捉えるうえで、光線に関する知識は、最も重要な精神的ないし霊的科学と言えるのではないかと思う。全被造物を統べているのは、それらの光線に他ならないのである。」

「ジュワル・クールは自著のなかで、大いなる光線を、相(アスペクト)の光線と属性の光線の二つに分けている。
●相(アスペクト)の光線
1.第一光線・・・・・力、意思ないし目的の光線
2.第二光線・・・・・愛と叡知の光線
3.第三光線・・・・・活動知性と創造知性の光線
●属性の光線
4.第四光線・・・・・葛藤を通して実現する調和、美、芸術の光線
5.第五光線・・・・・具象的科学と具象的知識の光線
6・第六光線・・・・・抽象的理想主義と献身の光線
7.第七光線・・・・・祭儀的秩序、魔術、儀式、ないし組織の光線

地上に転生している“魂の延長”は、誰もが六種類の光線からなる。即ち、モナド、魂、人格、マインド、感情、肉体に夫々の光線を宿すのである。モナドの光線と魂の光線は、基本的には当人の全転生を通じて変わることはないが、それ以外の光線については転生ごとに変わる可能性がある。第四光線から第七光線のいずれかに相当する“魂の延長”は、第三イニシエーションを通過した段階で、最初の第一から第三までの主要光線と混ざり合う必要がある。然し肉体をまとう全ての人格のモナドの光線は、最初の三つの光線のいずれかである。進化していない人では、肉体、感情体、メンタル体の光線が優勢を占める。より多く自己の実現を遂げた人格へ進化すれば、人格の光線が優勢になり、前出の三つの体の光線がそれに従うようになる。」

「進化がさらに進み、魂への成極化が始まると、低次自己と高次自己(ハイアーセルフ)との間、即ち人格の光線と魂の光線との間に拮抗が生じる。魂の光線が優勢になりその対立に勝利すると、修行者は人格としての自己を統御できるようになるため、人格の光線は魂の光線に従うようになる。このプロセスは第三イニシエーションの後、モナドの光線が流入しはじめるまで続くが、修行者がモナドへの成極化を学ぶと、今度は魂の光線がモナドの光線に従属するようになる。」

「さて、魂の七つのグループには、それぞれが第三光線に属する地球の惑星ロゴス(サナート・クマラ)の光線に共鳴しやすいという性質がある。事実、われわれは全員がサナート・クマラの亜光線に属しているのである。それはまさにサナート・クマラ自身が、第二光線に属する太陽ロゴス“ヘリオス”の亜光線に属しているがごときである。同様に、ヘリオスは銀河ロゴスの亜光線に属し、銀河ロゴスは宇宙ロゴス(メルキゼデク)の亜光線に属しており、こうした仕組みは至高神まで続く。総ての被造物は至高神の亜光線に属しており、それぞれのレベルが階層的あるいは位階的に存在している。」

「同じ光線に属する者どうしは、近いものの見方をする傾向がある。しかし、これも光線の種類やイニシエーションのレベルによって変わる可能性がある。例えば、共に人格レベルで第四光線の性質をもつ二人は、学生時代には共通点があったとしても、それぞれの属する魂の光線が別々であれば、魂の光線への意識の開花があった時点で、二人の間に変化が起きても不思議は無いのである。これは、異なる光線に属した人間どうしは上手くいかないとか、打ちとけないと云う意味ではない。そうした人間関係には他にも幾多の要素が働いているからである。然し、それでも光線がそこに大きな影響を及ぼす要素であることは変わりない。」

「第二、第四、第六光線の構造を有する人は、内向的で精神性あるいは冷静に意識が向かう傾向がある。第一、第三、第五、または第七光線の構造を持つ人は、外交的で、形態や具象的世界のレベルに意識が向かう傾向がある。霊的探求の道で全工程の三分の二あたりにいる“魂の延長”は、魂の光線が人格の光線を統御しはじめている。霊的志願者や修行者全員が、自身の霊的組成要素である六つの光線の理解に徹底して取り組むことは有益である。」

「・・・また光線には、それぞれの人に特定の長所と短所を有する傾向を与える。例えば、ある光線のタイプに属する人にとってはたやすい心識(マインド)の活動が、他の光線のタイプの人には極めて困難だったりするなどである。そのため肉体を有する人格は、全ての資質が発達をとげ、実演されるまでは、転生から転生への次々に光線を変えることになる。」

この後、各光線を持つ人の類型化や特徴(長所と短所を含め)が説かれているが、その詳細に興味の有る方には同書を参照して頂くものとし、各光線がどのような色を持っているのか、簡潔に説明し(と云うのも、光線の色とチャクラの色は必ずしも対応していないからである)、その後それぞれの光線が職業とどのように関連しているのか、簡単に紹介しておく。

第一光線 ・・・・・ 赤
第二光線 ・・・・・ 青
第三光線 ・・・・・ 黄
第四光線 ・・・・・ エメラルドグリーン
第五光線 ・・・・・ オレンジ色
第六光線 ・・・・・ 藍色
第七光線 ・・・・・ 紫色


「各光線の高位の表出と低位の表出を扱ったアリス・ベイリーの秘教的心理学の著書から、次の一覧を紹介したい。人が生まれつく占星学的配置にもそれぞれ高位と低位の表出があるように、七光線のそれぞれに関しても同様な事が言える。どちらの側面が表出するかは、光線の使用に際し、当人が自由意思により自身の人格に奉仕しているか、自身の魂に奉仕しているかに左右される。

第一光線 高位の表出:政治手腕の科学、政府の科学 
     低位の表出:現代の外交術と政治
第二光線 高位の表出:マスターたちの霊的聖師団の教示するイニシエーションのプロセス
     低位の表出:宗教
第三光線 高位の表出:コミュニケーションの手段或いは相互作用、ラジオ、電報、電話、輸送機関
     低位の表出:金銭及び金の使用と普及
第四光線 高位の表出:霊的聖師団の形成を基盤とし、第二光線に関連したフリーメーソンの業績
     低位の表出:建築構造物、現代の都市計画
第五光線 高次の表出:魂の科学と秘教的心理学
     低次の表出:現代の学校教育制度
第六光線 高次の表出:キリスト教並びに他の様々な宗教、第二光線との関連に注目のこと
     低次の表出:教会並びに宗教組織
第七光線 高次の表出:白魔術
     低次の表出:精神主義や心霊主義の低級な側面

次の情報は、各光線とその関連職種を示したものである。人が関与する仕事のタイプは、当人の成極化が起きているのが肉体の光線か、人格の光線か、魂の光線なのか、モナドの光線なのかによって変わる場合があることを理解しておく必要がある。沢山の人が人生の後半になって職種を変えるのはそのためである。

第一光線 政府、政治、外交関係
第二光線 教育、教員職、執筆業、話術、ラジオやテレビ関係
第三光線 財務、貿易、企業、経済
第四光線 社会学、人種と文化的協力と調停、芸術
第五光線 科学、医学と心理学を含む
第六光線 宗教、イデオロギー、哲学
第七光線 社会構造、祭儀、儀典、儀式を通り他力の管理調整」

そして、各光線に関連するチャクラに就いて、次のように説明されている。

頭頂のクラウン・チャクラ ・・・・・ 第一光線 意思ないし力の光線
第三の眼のチャクラ ・・・・・・・・・・ 第五光線 具象的知識の光線
喉のチャクラ ・・・・・・・・・・・・・・・・ 第三光線 活動知性の光線
ハート・チャクラ・・・・・・・・・・・・・・・ 第二光線 愛と叡知の光線
太陽神経叢のチャクラ・・・・・・・・・・ 第六光線 献身の光線
仙骨のチャクラ・・・・・・・・・・・・・・・・ 第七光線 祭儀的魔術の光線
尾骨のベースチャクラ・・・・・・・・・・ 第四光線 調和の光線

ところで、筆者がなぜわざわざ光線について同書から引用しながらこと細かに説明したかと云うと、オーラの色は、必ずしもチャクラの色の現れではなく、寧ろこの七つの光線(ストーン博士は実際には12種類の光線があるのだと同書で説明しているが、かなり特殊な光線も含むので本ブログでは割愛した)が影響しているのではないかと思うからである。例えば、ハートチャクラの色は緑色であるが、このチャクラは第二光線(愛と叡知)に関連しており、その光線の色は青である。ということは、青色のオーラを放っている人は、ハートチャクラが開いていて愛と叡知の分野で活動することが向いているとの推定が成り立つのではないだろうか(因みに青色のチャクラは喉のチャクラであり、ハート・チャクラではない)。つまり、或る人のオーラの色を見て、それをチャクラの色と関連付けて判断すると間違うことがあるので、十分な注意が必要だと思う。

また、ストーン博士の説くように、今後さらなる魂の修養を目指す方々にとっては、自分の光線の色を良くみて(或いは見て貰い)、その長所と短所を知っておく事が重要と思われる。

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