自然農法・自然循環農法・自然回帰農法...... いろんな呼び名があり、どれも少しずつ方法が違うかもしれません。でもどの農法でも一定の期間は、始めるまでに土に含まれている毒素のためにうまくいかないのです。土の中の毒素がバクテリア等により解毒分解されるのに5、6年掛かるのです。
最初の1年2年は今までの肥料分がありますので作物はそこそこ収穫できます。3年目くらいから収穫が悪くなり実りも痩せていて成績が上がらずガッカリします。
これはほとんどの方が経験しておられると思います。
このようなときに炭を土に混ぜ込んでください。1)炭は土中の毒素を吸着して離しません。そして吸着している間に微生物により分解させて土に返すのです。なんと素晴らしいことか。2)木は生木で育っている間に大地のミネラルを吸い上げて蓄えています。それが炭化されて炭になり土の中に入ると蓄えたミネラルを土に返します。その上、3)普通の土壌では生息しにくい微生物の中でも特に弱いVA菌根菌を活性化させます。
そのVA菌根菌は何をする菌なのか?
この菌は植物の根に寄生してその根の毛細根の発根を促すのです。通常の3倍ほどの量まで増やします。仮に根が10本ある植物が30本に根が増えれば当然吸収する栄養は増すでしょう。私たちが根に栄養を与えるのではなく、自分自身が栄養を捕りに行くのですから病気に強く免疫力が高くなる植物になるはずですね。
このように炭を土壌に混ぜてやれば効果は必ず現れます。それは私だけでなく多くの農業試験場や林業試験場でも実証済みです。炭化温度が平均600度くらいで焼かれたものを使用してください。炭化度が低いとタール分が多く木質部も多いので内部表面積が少なくミネラル分が溶け出しにくい効果を発揮できない炭になります。
男は一度決意したら何が何でも遣り通す。一人になっても遣り通す。死ぬまで遣り通す。自然はたこ焼きです。もっとよい方法が見つかるまで遣り通す。