綉球花*八仙花

xiu qiu hua*ba xian hua 

   ・・・ 日々の生活の中で ・・・

重陽

2009-09-11 | Weblog
  重陽の節句 の起源は、古来中国にさかのぼる。中国では、 奇数 は縁起のよいの数とされ、 重なる 9月9日を、 重陽 として節句のひとつとしてきた。 中国語では、九は jiǔ (チョウ)と発音し、 永久 を意味すると同じ発音で縁起の良いものとされている。中国ではこの日、ぐみの実を袋に入れて丘や山に登ったり、菊の香りを移した 菊酒 を飲んだりして 邪気 を払い長命を願うという 風習 があったことから、重陽の節句は別名、 菊の節句 とも呼ばれる。中国では、菊の花は不老長寿の薬として 信仰 され、 薬用 として栽培されていた。これが日本に伝わり、平安時代には 重陽の節会 (ちょうようのせちえ) として宮中の行事となり、江戸時代には武家の祝日になった。その後 明治時代までは 庶民のあいだでもさまざまな行事が行われていたが、今ではあまり見られなくなった。