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ヲノサトル責任編集・渋東ジャーナル 改

音楽家 ヲノサトル のブログ

マリアージュ研究会

2014年01月20日 | 料理
自宅で久々に「マリ研」を開催しました。

(説明しよう!マリ研とは「マリアージュ研究会」の略で、各自が考えた酒肴の組み合わせを持参して試飲食する集まりである!誰もが納得の"鉄板コーデ"もよし、「え~!こんな組み合わせが?」と驚く"変態コンボ"もまたよしなのだ!)

集まった10人はいずれ劣らぬ食いしん坊、呑みしん坊だけに、かなり面白いことになりました。

いざ、開宴!

マリアージュop.1(今日はクラシックの楽曲みたいに、酒と肴の組み合わせに作品番号をつけさせていただきます)そら豆の塩茹で。これはもちろんビール!一足早く春の気配。言うまでもなく誰もが納得の鉄板コーデで開宴です。


マリアージュop.2、セロリと生姜の甘煮でビール。 要は、お寿司屋さんの「ガリ」ですが、セロリが入った事で単体としての「おつまみ」感がぐっと上がってます。箸が止まらない!


マリアージュop.3、ポールウインナーソーセージ(関西では誰もが知ってるそうですが…東京ではあまり見かけませんよね?)。これはやはりビールで。マヨネーズなんかつけても美味しいのでは。


マリアージュop.4、牡蠣のオリーヴオイル漬け。牡蠣は生食用をバーナーでサッと炙ってあり、実に香ばしい。これは白ワイン!うちにはなかったけど、磯の香りが効いたアイレイ・モルトウィスキーなんかも合いそうです。


マリアージュop.5、パテ・ド・カンパーニュ(田舎ふうパテ)。これは赤ワイン以外考えられないでしょう!いわゆる鉄板コーデです。


マリアージュop.6、サクランボのキルシュ漬け。こ…このチェリーはすこぶる濃厚な味です!たとえて言うなら、梅酒に漬け込んだ梅みたいな。これは赤ワイン、焼酎なんかも合わせてみたけど、結論としては軽やかなスパークリングワインが正解でした。


マリアージュop.7、マッシュルームと砂肝のアンチョビ&ガーリック&オリーヴオイル漬け。これは赤ワインで。


マリアージュop.8、ローストビーフ。これが意外にも、キリッと冷やした純米酒が合うのです!


マリアージュop.9、爽やかな白菜漬け。こういった癖のない肴には吟醸酒でしょう。


マリアージュ番外編。バゲットの上でのバターとオリーヴオイルの出会い。ただし、バターは「エシレ」の発酵バター。オリーヴは本日開栓したてのエクストラ・ヴァージン。今回のテーマは酒と肴のマリアージュだけど、こんなふうに食材や調味料同士の組み合わせもいろいろ楽しんでいるのです。


マリアージュop.10は「ドライフルーツ羊羹」。これが…見事なほど酒に合わない!日本酒、ワイン赤白、ウイスキー、焼酎…試した結果ことごとく惨敗。スパークリングワインですらダメ。「ブランデーは?」「グラッパは?」といった意見も出たものの、最終的には一同、顔を見合わせて「………お茶か…。」という結論に。


マリアージュop.11、蕪の葉と油揚げとの煮含め。(油揚げはうちの典型的な食材です)この和風な料理が、意外にもウイスキーに合うという発見!


マリアージュop.12、バゲットの上のレバーペーストとライム汁の出会い。ライムってところが今日の新機軸で、レバーがぐっと爽やかになります。その結果、意外にも純米酒に合うという発見!


マリアージュop.13、プロセスチーズとアボカドと酒盗の和え物。これまた、とりあえずバゲットに乗せてみたものの、なにしろ主張が強くて生半可な酒では合いません。案外キンミヤ焼酎あたりが合う気もするけど…とりあえずまあ、無難に純米酒で。(あとからtwitterで「沖縄の豆腐餻みたい。泡盛が合うのでは?」と指摘されました。なるほど!)


マリアージュop.14、ミモレットチーズのスライス。誰かが「カラスミみたいだねー」と言ったのにインスパイアされて、大根を薄く切って挟んでみたら、これが大正解。吟醸酒にぴったりの肴となりました。


マリアージュop.15、本日のメインディッシュはこれでキマり!客人が自宅で骨つきラム肉を焼いてきてくれました。なんとも贅沢なボリューム感、これはやはり赤ワインだよね。


マリアージュop.16、京都「打田」のすぐき漬け。これが意外にも赤ワインに合うという発見!雰囲気としては、ドイツの赤ワイン+ザワークラウトみたいな組み合わせです。


マリアージュop.17、あんぽ柿のクリームチーズ和え。甘めの白ワインでいただきましたが、ブランデーやカルヴァドスにも合いそう。完全にスイーツ感覚です。


…いやあ食べた、飲んだー。

op1、11、13以外は客人の持ち込みや手作り料理でした。どれも、ご飯のおかずとしてなら一品だけでも成立するような、ごちそう。それをあえて「おつまみ」と見立て、サラッとつまむ。なんとも贅沢な会でした。

一人ではこれほどの組み合わせ、とてもじゃないけど思いつくものではありません。集った酒朋たちの想像力と創造力に、乾杯!(←まだ呑むのか)


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