『酒徒コラム "これはおかずではない"』を連載している雑誌"「旬」がまるごと" 今号は鮭の特集。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/75/f8/0d9f88337ebf8b6e91c0b2f7c38ada6c.jpg)
毎回アートディレクターの菊地敦己くんやイラストレーション担当の坂東慶一くんらを拙宅に招き、編集会議と称して特集食材をテーマに料理するのが習わしとなっているのだが、今回は編集部に鮭がまるごと1尾届いたというので、うちにもおすそわけいただき、鮭尽くしのフルコースを考えてみた。
+ + +
とりあえず届いたトロ箱を開けてみると、ギョロリとこちらをにらむ鮭の頭!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/52/17/357835a1d1a4da9f2c4fce34d0f01c23.jpg)
よし、酒肴界の珍味「氷頭なます」にチャレンジ!…と思ったものの、うちの包丁では頭をキレイに割る事がかなわず、あっさり挫折。しかしせっかくの頭を何か有効に使えないか…そうだダシをとっては?とぐつぐつ煮込んでみた。
鮭のスープ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0a/88/db00026d9cbc0328e5eee4320e1d57a6.jpg)
さぞや良いダシがとれたか?…と思いきや、めっちゃ生臭くて飲めたもんじゃない!そこでレモンを大量に絞ってみた。タイの「トムヤンクン」スープのイメージで。生臭さは若干薄れたものの、ちょっとなんだかなあ、という味。これは大失敗でした…。
鮭のエスカベージュ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/64/4b/4c606945bb8757819252d214b4eee102.jpg)
(1) 一口大にスライスした鮭に塩をふり、しばらく置いておく
(2) 玉葱もスライスして水にさらしておく
(3) 鮭に小麦粉をまぶしてカラッと揚げ焼きする
(4) オリーヴ油・ワインビネガー・レモン汁とレモンスライス・はちみつ・塩・胡椒・ローレル・鷹の爪・あさつき・瓶詰めオリーヴの実を混ぜた溶液に、(2)と(3)を浸す
いわゆるマリネ的な料理ですが、油で揚げてから漬けるのがエスカベージュ。これは味をしみ込ませるため、夜の食事のためには、できれば午前中から漬けておくべし。
鮭と茸のホイル蒸し
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/05/d7/4b56e20060406dd3884aad038794f5dd.jpg)
(1) スライスした玉葱をホイルに敷き、鮭の切り身を乗せる
(2) 塩・胡椒・白ワイン少々をふりかけ、バターの塊をどさっと乗せる
(3) 茸(何でも良いが、今回はシメジと椎茸)とネギ薄切りを乗せる
(4) ガスレンジで焼き、パセリをふりかけて食す
ちょっとどうかと思うぐらいバターをたっぷり乗せるのがコツ。カロリーに抵抗がある方はバターをやめて醤油をかけ、最後に三つ葉を乗せて和風にする手も。
あぶりサーモンのバルサミコ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/39/fd/c6872cdaa96e6c6b42c3dd25e4b539b7.jpg)
(1) 一口サイズに薄くスライスした鮭に、おろしニンニクと塩・胡椒をすりつける。
(2) フライパンで両面を一瞬サッとあぶる。
(3) そのフライパンにオリーヴ油を入れ、玉葱みじん切りを炒める。そこにバター・バルサミコ酢・コンソメスープの素・砂糖を入れて味付けし、ソースをつくる。
(4) (2)の鮭を並べ、(3) のソースをかけて食す。
火を通しすぎるとただの焼き鮭になっちゃうので、あくまで表面を軽くあぶるのが「それらしく」するコツです。
鮭のクリームパスタ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/50/53/da6aaeec7ee68fedd787c721aa8a5faf.jpg)
(1)塩水でブロッコリを茹で、水を切っておく。
(2) パスタを茹で始める。
(2) フライパンで玉葱、セロリ、皮と骨をとった鮭を炒める。
(3) そこに生クリーム・牛乳・コンソメスープの素・塩・胡椒を入れて、味をととのえる。
(4) 火を止めた(3)に(1)を混ぜる。
(5) パスタに(4)をからめて食す。
ブロッコリを別にあらかじめ茹でておき最後に入れるのは、一緒に炒めてソースにするとバラバラ崩れてしまうし色が落ちて美しくないから。気にしない人は(2)で一緒に炒めてもかまいません。
鮭茶漬け
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/42/0b/52ce22683628008944303762de25710a.jpg)
ここまで洋風コースで攻めてきたが、最後はやっぱりお茶漬け!お箸の国の人だもの…
お茶漬けも各家庭それぞれ、いろんなレシピがあると思いますが。うちは、湯通ししてパラパラにした白米に、ダシ汁をかけ、ノリを適当にザクザク切って乗せ、ワサビをたっぷり添えて食すのが流儀。コースの後でどんなに満腹でも、なぜかお茶漬けはお客さん皆よろこんで食べてくれるのが嬉しい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/75/f8/0d9f88337ebf8b6e91c0b2f7c38ada6c.jpg)
毎回アートディレクターの菊地敦己くんやイラストレーション担当の坂東慶一くんらを拙宅に招き、編集会議と称して特集食材をテーマに料理するのが習わしとなっているのだが、今回は編集部に鮭がまるごと1尾届いたというので、うちにもおすそわけいただき、鮭尽くしのフルコースを考えてみた。
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とりあえず届いたトロ箱を開けてみると、ギョロリとこちらをにらむ鮭の頭!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/52/17/357835a1d1a4da9f2c4fce34d0f01c23.jpg)
よし、酒肴界の珍味「氷頭なます」にチャレンジ!…と思ったものの、うちの包丁では頭をキレイに割る事がかなわず、あっさり挫折。しかしせっかくの頭を何か有効に使えないか…そうだダシをとっては?とぐつぐつ煮込んでみた。
鮭のスープ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0a/88/db00026d9cbc0328e5eee4320e1d57a6.jpg)
さぞや良いダシがとれたか?…と思いきや、めっちゃ生臭くて飲めたもんじゃない!そこでレモンを大量に絞ってみた。タイの「トムヤンクン」スープのイメージで。生臭さは若干薄れたものの、ちょっとなんだかなあ、という味。これは大失敗でした…。
鮭のエスカベージュ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/64/4b/4c606945bb8757819252d214b4eee102.jpg)
(1) 一口大にスライスした鮭に塩をふり、しばらく置いておく
(2) 玉葱もスライスして水にさらしておく
(3) 鮭に小麦粉をまぶしてカラッと揚げ焼きする
(4) オリーヴ油・ワインビネガー・レモン汁とレモンスライス・はちみつ・塩・胡椒・ローレル・鷹の爪・あさつき・瓶詰めオリーヴの実を混ぜた溶液に、(2)と(3)を浸す
いわゆるマリネ的な料理ですが、油で揚げてから漬けるのがエスカベージュ。これは味をしみ込ませるため、夜の食事のためには、できれば午前中から漬けておくべし。
鮭と茸のホイル蒸し
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/05/d7/4b56e20060406dd3884aad038794f5dd.jpg)
(1) スライスした玉葱をホイルに敷き、鮭の切り身を乗せる
(2) 塩・胡椒・白ワイン少々をふりかけ、バターの塊をどさっと乗せる
(3) 茸(何でも良いが、今回はシメジと椎茸)とネギ薄切りを乗せる
(4) ガスレンジで焼き、パセリをふりかけて食す
ちょっとどうかと思うぐらいバターをたっぷり乗せるのがコツ。カロリーに抵抗がある方はバターをやめて醤油をかけ、最後に三つ葉を乗せて和風にする手も。
あぶりサーモンのバルサミコ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/39/fd/c6872cdaa96e6c6b42c3dd25e4b539b7.jpg)
(1) 一口サイズに薄くスライスした鮭に、おろしニンニクと塩・胡椒をすりつける。
(2) フライパンで両面を一瞬サッとあぶる。
(3) そのフライパンにオリーヴ油を入れ、玉葱みじん切りを炒める。そこにバター・バルサミコ酢・コンソメスープの素・砂糖を入れて味付けし、ソースをつくる。
(4) (2)の鮭を並べ、(3) のソースをかけて食す。
火を通しすぎるとただの焼き鮭になっちゃうので、あくまで表面を軽くあぶるのが「それらしく」するコツです。
鮭のクリームパスタ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/50/53/da6aaeec7ee68fedd787c721aa8a5faf.jpg)
(1)塩水でブロッコリを茹で、水を切っておく。
(2) パスタを茹で始める。
(2) フライパンで玉葱、セロリ、皮と骨をとった鮭を炒める。
(3) そこに生クリーム・牛乳・コンソメスープの素・塩・胡椒を入れて、味をととのえる。
(4) 火を止めた(3)に(1)を混ぜる。
(5) パスタに(4)をからめて食す。
ブロッコリを別にあらかじめ茹でておき最後に入れるのは、一緒に炒めてソースにするとバラバラ崩れてしまうし色が落ちて美しくないから。気にしない人は(2)で一緒に炒めてもかまいません。
鮭茶漬け
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/42/0b/52ce22683628008944303762de25710a.jpg)
ここまで洋風コースで攻めてきたが、最後はやっぱりお茶漬け!お箸の国の人だもの…
お茶漬けも各家庭それぞれ、いろんなレシピがあると思いますが。うちは、湯通ししてパラパラにした白米に、ダシ汁をかけ、ノリを適当にザクザク切って乗せ、ワサビをたっぷり添えて食すのが流儀。コースの後でどんなに満腹でも、なぜかお茶漬けはお客さん皆よろこんで食べてくれるのが嬉しい。
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