ヲノサトル責任編集・渋東ジャーナル 改

音楽家 ヲノサトル のブログ

台風と成績のつけかた

2009年10月08日 | 大学


台風。

午前中のゼミについては、前夜から休講の可能性をメーリングリストで流しておいた(ティザー休講…)。で、今日は未明から起きて天気予報とにらめっこ。さて休講にするべきか、せざるべきか…

風はものすごいが、雨は大したことなさそう。しかし JR各線や京王、小田急、井の頭といった西東京の主要路線が運休になったときいて午前8時、休講を決定。

大学当局は、暴風警報など公的な警報に準じて休講を決定するらしく、今日は公的には平常授業とのこと。だが通勤通学にとって一番の問題は、実際の雨量とか暴風よりも、交通機関の乱れの方だ。それでもなんとかしなければならない人々で、駅の混雑もとんでもない事になっているだろうし。そこまでして駆けつけなくてもいいよ、今日のゼミは。

というのも、予定されていた内容は、秋に行うライヴに向けての話し合い。火急の内容ではない…と言うよりも、授業時間にこだわらなくて良いから、メールを使ったり放課後に集まったりして、自主的にどんどん進めていってほしいのだ。

こと、こういうプロジェクト達成型の授業に関しては、90分のコマを週1回、年間××コマ、出席◯◯日以上で単位取得……みたいな「数値目標」って、ナンセンスだと思うのだ。

世の中のガッコー的には、カードリーダーで出席をとって集計して、たとえば成績の悪い学生が問い合わせてきた時には「授業が××コマあるのに◯◯日しかアナタは出席していないからこの点数なのです」と説明する責任、いわゆる説明責任を果たさなければならない…という方向になってきているらしいのだが。

そもそも音楽だのアートだのに成績をつけるってこと自体、個人的にはたいへん抵抗がある。しかし「みんなちがって、みんないい♡」みたいなヌルい場だと、逆に切磋琢磨しづらいし、モチベーションも上がりにくいから、それはそれで仕方ない。

ただ、どうせつけるなら「出席したかどうか」よりも、出席して能動的に何を行ったか、そこで何を学んだか、で成績をつけたいではないか。まわりの学生と比較しての評価、ではなく、その人自身がどれだけ自分をバージョンアップできたかが重要。対「自分」比。

しかし、こういう話をすると早合点して「あ、出席とらないんスか? ラッキー!」と授業に出てこなくなる学生もいるんだけど… 基本的には、出席しなければ達成度をみきわめることすらできないんで、成績評価以前の"問題外"って扱いになりますんで。そこんとこ、よろしく。





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