時々むしょうに食べたくなるのがチキンライス。
と言っても、ケチャップ入れて炒めてオムライスの中身にする「お子様ランチ」的なアレではない。
正式には海南鶏飯(ハイナンジーファン)というのだろうか。シンガポール、マレー、タイなど東南アジアではかなりメジャーな、鶏のダシで炊いたご飯のことです。
旧「渋東ジャーナル」にも記した事があるけれど、参考までにうちのレシピをご紹介。
(1) 熱湯に鶏モモ肉をどっさり放り込み、アクを取りながら煮込む。臭みを取るためショウガのぶつ切りも入れておく。
(2) アクが出なくなったら、塩と鶏ガラスープ粉末を少々入れてさらに煮てから、具を取り出す。
(3) 取り出した鶏肉は流水にさらして冷やし、大豆ぐらいの大きさに切り揃えておく。この時、黄色い脂身は剥がして捨てる。ショウガは細かく刻んで炊飯器に入れても良い。
(4) スープが冷えたら、それで米を炊く。
(5) 米が炊けたら、蒸らしてから皿に丸く盛りつける。盛りつけたライスの脇に、さっきの鶏肉とショウガをドサッと添える。
(6) [醤油+ゴマ油+ネギみじん切り+砂糖少々+みりん少々]のソースを作っておき、鶏肉にドロッとかける。
これ、ダシをとられて痩せた鶏肉にゴマ油で旨味を補う理屈なので、ちょっとしょっぱすぎるかな?と思うぐらいたっぷりソースを鶏肉にかけるのがコツ。
淡白だけどふわりと旨味の広がるチキンライスと、濃厚なゴマねぎ醤油ソースの組み合わせが最高で、「ご飯もの」にもかかわらず「ツマミ」としても成立するのです。ビールがめちゃめちゃ進むぜ!
つけあわせにはインドネシアのサラダ「ガドガド」もどき。
と言っても、野菜をゆでてて適当に盛りつけるだけです。
湯通ししてスライスした厚揚げを入れると急に「あちら」っぽくなります。今回はもやし、胡瓜、人参、トマトだけですが、ゆで卵のスライスやインゲンも入れるとさらに「あちら」っぽさは増しますな。
ソースは「なんちゃってピーナッツソース」。ピーナッツバター(うちはSKIPPYが好み)に、すり鉢でゴリゴリ砕いたピーナッツと、おろしニンニク、ゴマ油、サンバルソース、はちみつ等を適当にぶちこんで混ぜます。
うちでは、面倒な時や材料のない時は、市販の「ゴマだれ」に豆板醤を混ぜるだけという手抜きソースで済ますことも多々あるのですが。
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