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[LIVE] イメージ・コンバージョン・ナイト

2012年05月19日 | ニュース
イメージ・コンバージョン・ナイト
- 音による映像の<改造>実験 -
produced by Satoru WONO



出演:一ノ瀬 響 / 鈴木 治行 / ヲノサトル


日時:5月19日(土) 開場 19:00 / 開演 20:00
会場:音楽実験室 新世界
   
東京都港区西麻布1-8-4 三保硝子B1 tel 03-5772-6767
料金:予約 2,500円 当日 3,000円(+1ドリンク)
予約:shinsekai9.jp/ticket/


映像と音のコラボレーションを続けてきた音楽家たちが、三者三様の映像に独自のサウンドトラックを生演奏する一夜限りのパフォーマンス。これは視覚と聴覚の<コンバージョン>=改造実験だ!

もちろん「映像」とは、オーディオとビジュアルが分ちがたく結びついたメディアだ。

だが待て。果たしてその二つは本当に分離できないか? 視覚と聴覚をバラバラに解体することで、映像が最初に持っていた意味を脱臼させ、新たな文脈にトランスフォームはできないか?

たとえば古い建物を大胆に改築して別の用途に用いる建築のリノベーションや、意訳や超訳によって古典を現代の視点で読み換える文学の試みのように、既成の映像からサウンドトラックを削除して全く別の新たなサウンドを同期させてみよう。これは視覚と聴覚の<コンバージョン>=改造実験である。

当夜は、いずれもコンポーザー=パフォーマーとして活躍し、映像と音のコラボレーションを数多く経験してきた三人の音楽家が、それぞれのアプローチで一夜限りのパフォーマンスに挑む。

果たして、いかなる<改造映像空間>が立ち上がるか… ぜひお立ち会いあれ!



一ノ瀬響 www.kyo-ichinose.net
1972年、東京生まれ。東京芸術大学音楽学部作曲科卒業、同大学大学院音楽研究科修士課程修了。2002年、独自の豊穣なエレクトロニクスミュージックにより、半野喜弘がA&Rを務めるCurrentレーベルより初のソロアルバム「よろこびの機械」をリリースする。以降、「Lontano」、「Protoplasm」、「Earthrise 2064」と合計4枚のソロアルバムを制作、UKの音楽雑誌”WIRE”の特集にて年間ベストアルバムの1枚に選ばれるなど、ヨーロッパをはじめとする海外から高い評価を受ける。ソロ活動以外でも数々の先鋭的なCM音楽の作曲やアーティストとのコラボレーション、インスタレーションのサウンドプログラミングまで、常に音と音楽の境界を探るジャンル横断的活動を展開している。


鈴木治行
東京都出身。1990年,作曲家グループTempus Novum結成。1995年、『二重の鍵』が第16回入野賞受賞。1997年、衛星ラジオ「Music Bird」にて鈴木治行特集放送、2005年、ガウデアムス音楽週間、2006年、イタリアのサンタマリア・ヌオヴァ音楽祭に招待参加など、作品は国内外で演奏、放送されている。他ジャンルとのコラボレーションにも積極的で、これまでにも演劇、美術、映像などとの共同作業を行ってきた。ソロCDとしては『システマティック・メタル』『語りもの』『電子音楽作品集1』『比率』などがある。近年は電子音楽の自作自演も開始。


ヲノサトル www.swono.com
現代音楽の作曲からエレクトロ・ポップの制作まで、幅広い作風で知られる音楽家。芸術ユニット『明和電機』にオルガン奏者「経理のヲノさん」として関わり続け、ムード音楽バンド『ブラックベルベッツ』にも参加。2011年から「MOODCORE」レーベルを立ち上げ、ototoy.jpからオンライン配信を開始。同時に電子実験音楽に特化した「fill」レーベルも始動、2012年1月にCD『舞踏組曲』を発表。これまで多くのCMや映像作品に音楽を提供し続け、また現在は多摩美術大学で映像論の講義を担当するなど、映像と音の関係を考察し続けている。



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