［大山］圓流院と阿弥陀堂

昨年に引き続き、今年も寺の研修に行ってきました（笑）
同じ宗派の数か寺の檀家役員が集まっての研修です。
今年の研修先は、大山の麓にある圓流院、阿弥陀堂です。

１１月末に行ったのですが、大山博労座に近づくにつれ積雪もありました。
この日は比較的天気はよかったですが、前日まで降った雪が残っていました。
我が寺の住職の運転で行きましたが、まさか道路まで積雪があると予想できず、ノーマルタイヤでどうにか現地へ到着＾＾；
大山の雪は、毎年は山頂に３回積もってから麓の方に下りてくると言われているそうですが、今年は一遍に麓まで降ったそうです。

さて、ＴＯＰ画像は圓流院です。
２００９年（平成２１）に再建されました。
前の建物は江戸時代に建てられたもので老朽化が激しく、一時は解体されそのまま役目を終えるかとささやかれていたそうですが、さまざまな方々の支援があって再建されました。


中に入ってびっくりするのは、本堂の天井に描かれた妖怪の絵ですね。
「ゲゲゲの鬼太郎」で有名な水木しげるさんの妖怪の絵が１０８つ描かれています。
大の字に寝っ転がって妖怪の絵を見ると、開運の妖怪シャワーを浴びることができるそうですよ（笑）





圓流院は、例年３月１８日～１２月１８日まで、９時半から１５時半まで開館しています。
参拝志納金が４００円（小学生２００円）、年間パスポート１，０００円（小学生５００円）
そのほか本堂はギャラリー、座禅、写経・写仏、またコンサートや公演としても利用できます。（有料）


水木しげるさんオリジナルの大山カラス天狗です。
相互リンクしているぽん太さんの地元にある仁王堂公園に、この大きな像が建っていますね。








圓流院の次に、阿弥陀堂を見学させてもらいました。
石段にも前日までに降った雪が残っています。




圓流院から約５分ほどで阿弥陀堂に到着です。
大山寺に現存する寺院の中では最古の建築物です。
創建は平安初期、１５２９年に山津波で倒壊、その後１５５２年に現在の場所に再建されたと言われる室町末期の建造物で、寄せ棟造り、屋根はこけら葺きです。
建物は約８ｍ四方、高さは約７ｍあるそうです。




阿弥陀堂には、木造阿弥陀如来三尊（１１３１年作）が安置されていて、建物とともに国の重要文化財に指定されています。


阿弥陀堂は、３月から１２月の毎月１８日には一般公開されているそうです。

さて、有意義な研修も終わり、この後は大山寺方面の宿坊で昼食をいただいて研修会は終えました。
寒かったけど、久しぶりのビールがおいしかった～～（笑）