イヨ、サラバ

一日一生〜胃なし生活の記録〜

手を掛ける価値

2015年11月30日 | 術後6年~

昨日は久しぶりに蒸かしじゃがいもでポテトサラダを作った。
特に出掛ける用事もなかったので、弱火でコトコト1時間。
”蒸かす”というのは本来
強い蒸気で一気に蒸し上げるんだろうけれど
丸のじゃがいもを中までやわらかくするには
時間をかけてじっくり蒸かす方が楽。
ずっとついているのは面倒っていうのもある。
普段は丸のまま蒸かす余裕がなくて
茹でるかレンジ加熱かで済ませることが多い。
でも本当は蒸かしじゃがいもで作る方が
ポテトサラダは美味しくなる。

夕食時の娘たち
「今日のこれ、いつもと違うね」
「うん、なんか味が違う」

やはり食べると分かるらしい。
これは娘たちの味覚がどうのというより
作り方次第で
美味しいものをより美味しく食べることができるという証。

蒸かしじゃがいもは水っぽくならないので
じゃがいもによりホクホクだったり、ねっとりだったり
じゃがいもの旨味が凝縮される。
そういうポテサラが娘たちの好みらしい。

更に昨日は味付けもいつもより丁寧にしてみた。
手抜きの時は塩、こしょう、マヨネーズのみで
チャチャッと和えてしまうところを
昨日はそれに加えて砂糖、酢、牛乳を入れるところがポイント。
これらを加えることで味に深みが出て美味しくなる。

何はともあれ
美味しいと喜んでもらえると手を掛けた甲斐がある。
娘たちに美味しいものを味わってもらえるのは嬉しく
手をかけることが苦にならなくなってくる。

今日見た料理番組で
カレーうどんを作るのに玉ねぎを45分混ぜ続けていた。
美味しくなると思うと手をかけたくなるのだと言う。
手をかけたからといって必ずしも美味しくなるとは限らないが
美味しくなると分かっていたら
手を掛けるだけの価値は必ずある。
美味しいものと家族の笑顔を同時に手に入れられるのだから。


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