ハゲ論

中沢さんと、私たちはもう既に女として大売り出しの時期も過ぎてしまっているねと真剣に語り合っていました。すると彼女はおもむろに「木原、これから彼氏になる人、ハゲでも許せる？」と私に聞いてきました。私は「アデランスをするなら許せる」と返事をしました。年を取ると共に心も、間口も広くなります…。


赤ペン先生より
「この話、ネタにしていい？」と木原さんが言うので、「いいよ～」と言ったのだが、早速ネタになっていた。大売出しどころか最終セール、はたまた在庫処分市絶賛開催中の私たちの同年代の男子は、ヘタすると本気で髪の毛が寂しくなってきてる人がいるんだよ。おっさん分岐点が確実にきてる。おっさんは本当におっさんになってて、「え、同い年？」と驚くこともあるのですよ。自分のおばさん分岐点はすっかり棚上げだが。それで木原さんに聞いてみたのだが、あっさり上記のようなお答えでした。しかし相手にハゲであることを認めさせ、さらにアデランスをさせるまでの道のりはなかなか険しい気がする。ちょっとハゲハゲいいすぎですよ、私たち。

爆裂妄想

中沢さんとドライブしていた時、とあるラブホテルから男性が一人、車で出てくるのを見つけました。
「どうして一人なんだろうね」「もしかして助手席に犬がいたりして」「えっ、相手が犬！いやー！」「でもさすがに犬ってことはないよね。実は袋に入れたダッチワイフとか。ダッチワイフとも、時には気分を変えてしたくなったとか…」
そうやってしばし盛り上がりました。
…どうして私は、彼が相手を置いて一人で帰ったという普通のシチュエイションに気づかなかったのでしょう…。

赤ペン先生より
木原からごく普通に「犬」が出た時には叫びましたよ。犬ってアンタ！！しかも、これを読むまで普通のシチュエーションが全く浮かばなんだ。妄想炸裂。

伊勢エビ

父親が６匹ほど仮死状態でいきのいい伊勢エビをもらってきました。さっそくさばいて、刺身とみそ汁にしました。美味…。

邪道なゆず湯

父親がたくさんゆずをもらってきました。「今日はゆず湯よ～」と言われ、うきうきして風呂に入ると、お風呂にはぷかぷかと６つほどゆずが浮いていました。しかし湯の色が微妙に緑色なのが気になって、母親に「もしかしてバスクリン、入れた？」と聞くと「入れたわよ～」と言われました。……バスクリンの匂いがつよく、ゆずはそよとも香りませんでした。こんなん、ゆず湯じゃないよう…。

報復

父に「今日、歯を磨いた時に妙に泡がたたないと思ったら、洗顔クリームだった。歯磨き粉の近くに洗顔クリームを置かないでくれ」と注意をうけました。「はーい」と聞き流していたら、翌日、私の歯磨きコップに洗顔クリームが突っ込まれていました…。

これは報復ですか？パパン。

ペット

父親が「洗面台の裏にゴキブリの死骸があって、始末した」となぜか自慢げにしゃべり出しました。ふーん…と話を聞いていると「うちはゴキブリを飼っているからな」とも言いました…。

んなペット、いらねえよ…。

恐怖のミックスジュース

母親がミックスジュースを作ってあげる！と言って棚からミキサーを取り出してきました。イヤーな予感がしてミキサーのガラス部分を見てみると、そこの方に黒カビが生息しておりました。「これ、カビがあるよ」と言ったのですが、「ああ、それ洗っても落ちないのよ」とさらりといわれました。そして洗おうとする私を押しのけ、突っ込まれるリンゴやバナナたち。
三分後、「はいっ」と笑顔でミックスジュースを渡されました…。
ママン、これは何かの罰ゲームですか……。

幸せなひととき

Ｊ庭で差しれにいただいた、チョコとクッキーとししゃもを交互に食べながら、漫画を１０冊ほど読みました。ああ、幸せここにあり…。