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そしょくにっき

このはらの粗食な食生活+日々のつぶやき。おかしいことゆってると赤ペンはつっこむよ。

ソチがもうすぐですね ~フィギュアスケートの語り  その①~

2014-01-20 | 2013の仕事まとめ

フィギュアスケートをよく見るようになってから、冬はいつも楽しませてもらっています。

プログラム曲、ジャンプ構成(文字の羅列)を知るだけでワクワクします。

ソチオリンピックがもうすぐですね~

日本選手がんばれ~!

 

かねてから予告していた、フィギュアについて書こうと思います。

ほんっとうにフィギュアスケート(女子限定)のことしか語ってないので、

興味の無い方はすみません

プログラムを語ろうと思いますが、とりあえずジャンプの種類と、
その基礎点、難易度に関しては一度書いておいた方がいいような気がします。
ウイキさんの力もかりながら……と思ったら、長くなりました。
知っている方は読み流してください。

決定的に間違っていたら、どうぞご指摘を……。

ジャンプの種類は6種類。飛び方もざっくり説明。

★アクセル(Axel 略記:A) 難易度:最高A  →前向きに踏み切って飛ぶ
★ルッツ (Lutz略記:Lz) 難易度:高  →  右足をついて飛ぶ。飛ぶ際、左足のエッジが外側に倒れてる。
★フリップ(Flip略記:F) 難易度:やや高 →右足をついて飛ぶ。飛ぶ際、左足のエッジが内側に倒れてる。
★ループ  (Loop略記:Lo) 難易度:中 →  飛ぶ瞬間、腰かけの体勢になる。
★サルコウ (Salchow略記:S) 難易度:低 →飛ぶ瞬間、足の形が八の字。たまに膝が曲がっているような人も。
★トゥループ (Toe loop略記:T) 難易度:最低 →左足をついて飛ぶ。


エッジとは、スケート靴の金属部分です。飛ぶ瞬間、左足の金属部分が内側に倒れているか外側に倒れているかで、ルッツとフリップは見分けられます。一番簡単な見分け方です。この二つは、ジャンプを飛ぶ瞬間、選手の真後ろ、もしくは真正面から撮影されていると、よくわかります。内側、外側にしっかり倒れていると、真後ろ、真正面の撮影でなくてもわかります。

※(たまに逆回転ジャンプの人がいます。その人は左足をつくので、右足のエッジの向きで判断しますが、逆回転選手は少数です)

女子は、六種類の三回転を組み合わせて戦います。
ジャンプには基礎点というがあり、それぞれ点数があります。難しいほど点数が高いです。
3回転の中ではアクセルが一番難しいので、点が高いです。

主なジャンプの得点

3回転アクセル(3A)→8.5点 
3回転ルッツ(3Lz) →6.0点
3回転フリップ(3F)→5.3点
3回転ループ(3Lo) →5.1点
3回転サルコウ(3S)→4.2点
3回転トゥループ(3T)→4.1点

↓ここから下は国際試合に出てくるレベルの選手にとっては簡単。
助走なしでも飛べる人もいます。

2回転アクセル(2A)→ 3.3点
2回転ループ(2lo)→ 1.8点
2回転トゥループ(2T)→1.3点(間違ってました……修正)

全部のジャンプが2回転、1回転でも基礎点はありますが、点数が低いので割愛。
主に試合に投入されるものだけを選びました。

【ショートプログラム】では、ジャンプは3回飛べます。ジャンプの配置は自由ですが、ジャンプに関して決まり事があります。ざっくり言うと
①必ずダブルアクセル(2A)かトリプルアクセル(3A)を一回入れる。
②必ずコンビネーション(3回転-3回転か、3回転-2回転)を入れる。
③三回転の単独ジャンプをいれないといけない。

【フリープログラム】では、ジャンプを7回飛べます。ジャンプの決まりはざっくり言うと
①同じジャンプは、2回までしか飛んではいけない。同じジャンプを2回飛んでいいのは2種類だけ、しかも片方はかならずコンビネーションにしないといけない。
②回転数が違えば、違うジャンプとみなす。
③コンビネーションを使っていいのは3回まで。そのうち一つは三連続ジャンプにしていい。
④ダブルアクセル(2A)かトリプルアクセル(3A)をかならず1回は入れる。

ショートプログラムも、フリープログラムもプログラムの後半に飛べば、基礎点の1.1倍のボーナスがつきます。ただプログラム後半は足がつかれてきているので、失敗の確率が高くなり、リスキーです。

ジャンプの性質上、コンビネーションジャンプ(3回転-3回転、3回転-2回転)の二個目のジャンプは、ループ(Lo)か トゥループ(T)しかつけられません。
6種類ある3回転ジャンプの後に、
3回転ループ(3Lo)か 3回転トゥループ(3T)ジャンプをつけたら、
どれも3回転-3回転と呼ばれますが、その難しさは段違いです。
3回転-3回転は10種類あり、難易度も全く違います。

3回転-3回転の組み合わせと、その基礎点を難しい順に。難易度はあくまで3-3の10種類を比較してのものです。
★がついているのが、オリンピック出場予定が濃厚な(もしくは決定)選手です。

難易度    組み合わせ   点数      投入したことある現役選手(敬称略)

最高A   3Lz -3Lo   11.1点   ★アデリナ・ソトニコワ/ロシア
最高     3F- 3Lo    10.4 点  ★浅田真央/日本
高       3Lo-3Lo    10.2点    大庭雅/日本
                                                 サマンサ・セサリオ/アメリカ
                            キャロライン・ジャン/アメリカ
                        
難しい   3Lz-3T   10.1点    ★ユリア・リプニツカヤ/ロシア
                                             ★グレイシー・ゴールド/アメリカ
                                             ★ポリーナ・エドモン/アメリカ
                                             ★エレーネ・ゲテバニシビリ/グルジア
                                             ★アデリナ・ソトニコワ/ロシア
                                             ★キム・ヨナ/韓国
                                             ★ガブリエラ・デールマン/カナダ

                          宮原さとこ/日本
                                             エレーナ・ラジオノワ/ロシア
                                             アンナ・ポゴリヤラ  /ロシア
                                             マリア・ソツコワ/ロシア
                                               あとシニア、ジュニア多数

少し難しい  3F-3T    9.4点     ★アシュリー・ワグナー/アメリカ
                           ★カロリーナ・コストナー/イタリア                        

                          ★ジジュン・リー/中国                       

                           その他・ジュニア
難しくない  3S-3Lo    9.3点
               3Loー3T   9.2点
               3Tー3Lo   9.2点
優しい    3Sー3T    8.3点        ★マエ・ベレニス・メイテ/フランス  
簡単     3T-3T      8.2 点    ★鈴木明子/日本
                           ★村上佳奈子/日本
                                                    あと大勢


一番、基礎点の高い3回転-3回転(3Lz -3Lo)を飛ぶのは、ソトニコワ選手です。
彼女は、3Lz-3T、3T-3Tも場合によって使い分けて跳ぶ、ジャンプの天才です。
シニアに上がってから安定感がなくジャンプミスが多かったですが、今期は安定してます。

コンビネーションの二本目に3Lo(トリプルループ)を飛ぶのは、超絶難しい上に、ループというジャンプの特性上、回転不足を取られやすいです。しかもループジャンプは選手によって、ジャンプの起点がわかりにくいという難点があります。回転不足を正確にとれるのかという問題もあるかと思います。

 

※中国のジジュン・リー選手は3F-3Tだったので修正。3Lz-3Tとばかり思ってました……。



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