言わなければならない事は言わないと前には進まない

生活する中において言わなければならない事や、他の記事で共感したことなどを中心に。今その時の思いを表す。

「麻生氏が発表したコメント全文 」

2013-08-01 23:13:33 | 言いたいことは何だ
「麻生氏が発表したコメント全文 」
(朝日新聞 2013年8月1日11時46分)



「憲法は、ある日気づいたら、ワイマール憲法が変わって<破壊されて>、ナチス憲法<ナチス独裁>に変わっていたんですよ。

だれも気づかないで<気づいた者は徹底的に弾圧して>変わった。
あの手口学んだらどうかね。
 

わーわー騒がないで。
本当に、みんないい憲法<ナチス政権>と、みんな納得<大衆が幻惑され、他方反対する者はでっち上げ国会放火事件で共産党議員が全員逮捕されるなど>して、あの憲法変わって<破壊されて>いるからね。」

アソウの弁解にもならない逃げ口上と比較してみてください。

「喧騒(けんそう)にまぎれて十分な国民的理解及び議論のないまま進んでしまった悪(あ)しき例として、ナチス政権下のワイマール憲法に係る経緯をあげたところである。私がナチス及びワイマール憲法に係る経緯について、極めて否定的にとらえていることは、私の発言全体から明らかである。

ただし、この例示が、誤解を招く結果となったので、ナチス政権を例示としてあげたことは撤回したい。」
http://www.asahi.com/politics/update/0801/TKY201308010051.html

 
 



「麻生氏『ナチス』発言 看過できない重大問題だ」
(琉球新報 社説 2013年8月1日

戦後の日本社会の矛盾が最も集中している場所の最大の一つは、沖縄です。
ですから、日本社会で重大問題が起きた場合には、まず沖縄の世論に耳を傾けるべきでしょう。
『琉球新報』の今日の社説は、やはり問題の核心を捕らえていました。
...

「失言・放言癖のある人だから、では済まされない重大発言だ。
 麻生太郎副総理兼財務相が講演で、憲法改正をめぐり戦前ドイツのナチス政権時代に言及する中で「ドイツのワイマール憲法はいつの間にか変わっていた。

誰も気がつかない間に変わった。あの手口を学んだらどうか」と述べた。
 

 当時、世界で最も民主的で先進的といわれたワイマール憲法を現在の日本国憲法になぞらえて、改憲の必要性を説く中で出た言葉である。
 麻生発言の向こう側に、ワイマール憲法破壊後に戦争に突き進んだナチス政権と、憲法を改正して国防軍創設などを目指す自民党、安倍政権の姿勢が重なって見えると言ったら言い過ぎだろうか。
 

 1933年の政権奪取後、ナチス政権は「一家に1台フォルクスワーゲン」のスローガンの下でアウトバーン建設など公共工事を推し進めて景気を回復。一方で、反ユダヤ主義などでナショナリズムを刺激し、政権基盤を固めた。
 その「手口」に学び、アベノミクスによる景気回復を強調し、尖閣などの領土問題や歴史認識問題でナショナリズムを刺激する。こうした中で「改憲やむなし」の空気を醸成する。そういうことか。
 

 ナチス政権は国会議事堂放火事件を政治利用し「緊急事態」に対処するためとして、内閣に立法権を一時的に付与する「全権委任法」を成立させた。同法を根拠にナチス以外の政党の存在を認めずに、独裁と戦時体制を確立したのだ。
 

 自民党の憲法改正草案も98条と99条で「緊急事態」に関する規定を設けている。有事や大規模災害時に、法律と同等の政令を制定することができるなどの権限を内閣に付与するものだ。これもナチスの「手口」に学んだのか。
 

 自民党、安倍政権の改憲目的は、戦時体制を整えるためにあるのかと思われても仕方があるまい。しかし、緊急事態規定がいかに権力によって乱用され、悲劇的な結果を招くかはナチス政権を見ても明らかだ。
 昨年の衆院選での自民党同様、ナチス政権も民主的制度の下で合法的に政権を奪取した。しかしその後に、かつての日本と同様に戦争への道を歩んだということを、国民は肝に銘じる必要がある。
 首相の任命責任も重い。麻生氏は民主主義を否定するつもりはないとも述べたが、額面通り受け取る人がどれだけいるだろうか。」

http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-210369-storytopic-11.html



http://www.asahi.com/international/update/0801/TKY201308010064.html
 
要は同じ穴のムジナだということでしょう!
「麻生氏発言『ナチスを正当化した趣旨ではない』橋下氏が見解」 
(産経ニュース 2013.8.1 12:22 )

http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/130801/waf13080112280021-n1.htm
 
 
「麻生氏の改憲発言、慰安婦問題より大きな波紋 米日で憂慮の声 」
(東亜日報 AUGUST 01, 2013 06:23)

http://japanese.donga.com/srv/service.php3?biid%3D2013080144038
japanese.donga.com

転載元 https://www.facebook.com/seijiro.mera?hc_location=stream


<麻生太郎の改憲論はヒトラー流><国民が気付いた時は9条封じ込め> <議会から追放せよ>

2013-08-01 23:08:21 | 言いたいことは何だ

    「ジャーナリスト同盟」通信



 

    本澤二郎の「日本の風景」(1360)



 安倍晋三と麻生太郎について、古参政治記者の採点は著しく低い。教養不足、倫理観不足は否めないのだ。親の七光り組みでしかない。しかし、目的を達成するための悪智恵はすさまじい。後先考えずに突進する。そんな人物が日本を代表、新聞テレビのヒラメ記者によって宣伝されている。麻生は遂に本心を明かした。日本国憲法を、国民が気付いた時には機能不全・窒息死させればいい。「ヒトラーを真似よ」と安倍に進言していたのだ。



<ナショナリストはナチス信奉者>
 ナショナリストはナチス信奉者だった。筆者は新聞を読んでいないので、これを韓国のネット新聞で知った。事情を知らない内外の専門家は、衝撃を受けたはずである。筆者はそんなに驚かなかった。「連中なら、さもありなん」と受け止めてしまった。
 「ワイマール憲法は誰も気がつかない間に変わった。あの手口を学んだらどうか」と麻生は7月29日の講演で発言した。このことについて、日本の新聞テレビを見ている外国のテレビ記者が「記事の扱いが小さい。日本の新聞テレビは政府自民党とつながっているのか」という質問をしてきた。

 一部の民放テレビ報道番組を見ている筆者は、麻生発言を全く報道していないため知らなかった。これは確認出来る。恐ろしい時代に入っている日本である。ヒラメ記者ばかりの日本を裏付けている。
 外国の日本研究者は、こうしたマスコミ事情をまるでわかっていない。目の前で体験しても、真相をつかめないのだから。質問してきた外国人記者には、背景を説明したのだが、他の多くの特派員ほ理解できないだろう。
<欠陥憲法のドイツ国憲法>
 小泉内閣のころ、自民党のリベラル派(元環境庁長官)がヒトラー研究をしていた。小泉の手口がヒトラー流に気付いたからだ。大阪の橋下市長にもそれはいえる。日本のナショナリスト・国家主義者は、ヒトラー研究をして、その手口を真似ている。
 欧州の指導者が知ったら、恐らく驚愕するだろう。新聞テレビが報道しないため、国民は気付いていない。組織政党を陣営に抱え込む手口、野党分断のための共産党大量出馬なども、存外、ヒトラー流かもしれない。
 政党助成金をばらまくことで、資金に目がくらみ、大局が見えず、小さくまとまる野党も。ネット情報も参考にはなるが、まともな書き手が少ないのも、世論を分断、混乱に輪を懸けている日本だ。

 ところで、第一次世界大戦で敗北したドイツ帝国は崩壊、共和制に移行した。そこで誕生したワイマール憲法は、社会権を保障する当時では先進的憲法だった。しかし、大統領に権限を集中させる欠陥憲法でもあった。このお陰で、ヒトラーは首相に就任するや、授権法なる悪法を制定、独裁体制を構築した。国民が気付いた時は、ワイマール体制はあとかたもなく崩壊していた。

 麻生は、このヒトラーの手口を用いて、平和憲法・9条を崩壊せよ、というのだ。悪魔人間を日本人は、首相にし、今また副首相兼財務大臣、さらに安倍後継者の一番手に担いでいる。
<既成事実の積み重ね>
 塵も積もれば山となる。安倍は着々と国家主義・戦前の政治体制である天皇制国家主義、神道・靖国教を核にした政教一致の戦争の出来る日本へと、改造している。
 不況で人々が日々の生活に目を向けている間に、それらを推進している。その手口は50年代から始まっているではないか。ご存知、まず警察予備隊を立ち上げた。国民が気付くと、自衛隊へと変身、中曽根バブル時代まで防衛・軍事費は、昨今の隣国の軍事費のようにうなぎ昇りだった。
 米産軍体制にも、膨大な利益を捧げてきた日本である。安倍はいま、正式な軍隊にすると公約している。機密保持や軍法会議、徴兵制についても議論を呼んでいる。管理されたアメリカ体制に日本も、というのだ。
 既成事実に弱い日本国民を愚弄する手口を本格化させている。それがねじれ解消の目的だった。それに貢献した公共両党であった。評価できない。
<国民が気付いた時は9条封じ込め>
 麻生のいうヒトラー流は、既に進行中である。そのための資金を日銀の円札乱造と、消費税10%で準備するというのだ。恐ろしい野望に加担しているのは、組織政党だけではない。新聞テレビも、である。

 国民の眼を曇らせるマスコミは、国民に奉仕するという役割を放棄している。国家主義に屈した新聞テレビに問題の根源がある。
 国民の目を塞いでいる間に、9条を封じ込めよう、というのである。読売メディアとフジ産経メディアに日経グループも参画している。朝日には、それに反撃する気迫がまるでない。45年の反省と謝罪を忘却しているのである。
<安倍路線は既に実行中>
 安倍内閣は、今にも集団的自衛権の行使を強行しようとしている。戦争させない9条憲法、その憲法に従属されている安倍・自民党ではないか。安倍は、二重の憲法違反をやろうとしている。

 これでは、民主主義もあったものではない。法曹界はこれに沈黙している。法曹界も国家主義に呑みこまれている。
 自衛隊に新たに、海兵隊を創設するという防衛大綱を決めようとしている。攻撃部隊の創設は、従来の専守防衛を大きく踏み出している。そのための尖閣問題の表面化であった。国家安全保障会議(NSC)を発足させて、ここで安保・外交の舵取りをするのだという。
 議会の監視をさらに曇らせて、国内の異論・異見を封じ込める算段だ。まさにヒトラー流である。麻生に言われなくても、安倍は既成事実を着実に実らせようとしている。
<日本とアジアの危機>
 1945年体制を崩壊させているのである。ヒトラーはワイマール体制を崩壊させると、第二次世界大戦へと火ぶたを切って欧州どころか、日本軍国主義を巻き込んで、アジア太平洋へと戦線を拡大させた。
 欧州はそれゆえにEUを誕生させた。その先頭に反ナチに生まれ変わったドイツが立っている。日本は、反対に戦前の国家主義を復活させようとしている。それもヒトラーの手口を学んで、というのである。
 日本とアジアの危機到来を告げている。
<議会から追放せよ>
 昨日のネット新聞で、社民党の幹事長が「麻生を議会から追放せよ」との談話を発表したという報道に接した。これは正論である。
 他党の反応はどうなのか。まだ聞こえてきていない。おかしい。これからなのか。新聞テレビはまだ沈黙しているのであろうか。

 かつての自民党であれば、党内リベラルから強い反発の声が出てきて、麻生を引きずり降ろしてしまうだろう。いまや、自民党全体が狂ってしまっているのだろうか。公明の態度は、民主党の対応は?

 日本は、落ちるところまで落ちてしまったのであろうか?
2013年8月1日10時20分記