NPO法人「輝く未来の風」の便り

市民出資による風力発電事業を推進するNPO法人「輝く未来の風」の日記です。

里山

2006-10-26 11:47:13 | Weblog
里山(さとやま)と言う言葉の響きは、
秋も深まると特に良いですね。

里山は農村地帯の集落や人里の近くにある、丘陵や低い山を指します。
人の手が加わった半自然の2次林です。
薪や炭の供給源であり、落ち葉による堆肥作りになったり、
子供達の遊び場であったり、
太古の昔から人間生活に密接にかかわって来ました。
歴史や文化や伝統が、里山から生れました。
持続可能な開発の一つのモデルでした。

1970代から宅地開発により、都市部近辺にあった里山は急激に失わました。
薪も炭も、石油に置き換わってきたのです。
子供達の遊び場は、里山から人工的なオモチャが相手に変わりました。
現代の日本人にとっては、里山が無くても毎日の生活は何とかなります。

然しながら里山は人間にとり大切なのだ、
やはり里山は有った方が人間の心が豊かになるのだと、
最近は、何とか里山を守ろうと努力している人達が増えてきています。
各地の里山NPO・里山同好会が活動しています。

子供の頃の懐かしい原風景が甦るといいですね。


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