インドネシアの泥炭火災が注目されている。
この泥炭火災による二酸化炭素排出量は年間なんと20億トンで、
日本の年間総排出量13億トンを上回る。
泥炭は、植物が枯れて数千年にわたって地中に堆積され、
多量の水を含み、水と同じ位の重さである。
1980年代からの農業開発・森林伐採
そして近年に始まったバイオ燃料原料植物のプランテーション開発などにより
泥炭地の乾燥化が急激に進み、
焼き畑や農地を広げるために放たれた火が、
乾いて燃え易くなった泥炭へ延焼し、
森林と泥炭の火災が相次ぐようになった。
この火災の消化方法に良い手立ては無く、
一度燃え出すと燃え尽きるのを待つ以外に有効な手段は無い。
泥炭地を含む森林減少をどう食い止めるかが重要な課題だが、
それまで営々と何千年何万年と
熱帯森林の恵みに食料や生計を依存してきた人々に、
今になって焼畑は止めなさい、と勧告すれば済むのだろうか。
先進国の都合で他人の生活スタイルを変えてしまい、
そして今度はどうしようというのだろうか?
風の旅人
この泥炭火災による二酸化炭素排出量は年間なんと20億トンで、
日本の年間総排出量13億トンを上回る。
泥炭は、植物が枯れて数千年にわたって地中に堆積され、
多量の水を含み、水と同じ位の重さである。
1980年代からの農業開発・森林伐採
そして近年に始まったバイオ燃料原料植物のプランテーション開発などにより
泥炭地の乾燥化が急激に進み、
焼き畑や農地を広げるために放たれた火が、
乾いて燃え易くなった泥炭へ延焼し、
森林と泥炭の火災が相次ぐようになった。
この火災の消化方法に良い手立ては無く、
一度燃え出すと燃え尽きるのを待つ以外に有効な手段は無い。
泥炭地を含む森林減少をどう食い止めるかが重要な課題だが、
それまで営々と何千年何万年と
熱帯森林の恵みに食料や生計を依存してきた人々に、
今になって焼畑は止めなさい、と勧告すれば済むのだろうか。
先進国の都合で他人の生活スタイルを変えてしまい、
そして今度はどうしようというのだろうか?
風の旅人