NPO法人「輝く未来の風」の便り

市民出資による風力発電事業を推進するNPO法人「輝く未来の風」の日記です。

★ サミット豪華晩餐と食料危機議題

2008-07-09 10:33:31 | Weblog
 7月7・8・9日開催洞爺湖サミット。
キャビアやウニなどの豪華な食事をしながら、
アフリカの食料危機の議題を討論している、
などとイギリスの新聞に皮肉られたり、
ファーストレディー達のお粗末な振る舞いがが
メディアのターゲットになったり、
と相変わらずの品格振りです。

然しながら、今回サミットの主議題の「地球温暖化防止」に関する
結論には呆れました。会議前から泰山鳴動して何とやら、
と懸念していましたが、あまりの酷さに怒りを通り越して
空しさを覚えます。

『2050年までに二酸化炭素などの温暖化効果ガスの排出量を50%に
削減することを共有することを目指す』
原文は
『We seek to share with all Parties to the UNFCCC the vision of,』
です。

しかも2020年の中期目標値には何ら言及していません。

これ一体何ですか。。。。
世界中のお偉いさんが遠路極東の島国まで来て、
何万人もの警官が警備にあたり、
莫大なカネをかけて大騒ぎして、
こんな何の内容もない結論しか出さないとは。。。。。。

これは合意でも約束でもなく、誰もなんの責任も義務も
行動も取らなくてイイよ、
と言っているのと同じです。

こんな悠長なことでいいのでしょうか。
唯一期待していたドイツやイギリスの首相は
会議でどんな発言をしたのでしょうか。
彼らは帰国して世論やメディアにこんなお粗末な成果を
どう報告し説明する積もりでしょうか。

いやはやマイッタマイッタ。。。。


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