NPO法人「輝く未来の風」の便り

市民出資による風力発電事業を推進するNPO法人「輝く未来の風」の日記です。

WTIとウオールストリートの奇妙な相関

2006-10-19 16:38:43 | Weblog
石油価格が下がり出しています。
WTI価格は、4年前の20ドル台が今夏80ドル台に達し、
4倍にも高騰しました。
ところが直近では60ドルを切りました。

一方で、米国では住宅需要が冷え込み出し、
景気後退が懸念されるにもかかわらず
米ニューヨークの株価は高騰を続けています。

資本主義経済の価格形成のメカニズムとしては、
商品の需給バランスが極めて大きな影響を与える、
と教科書には書いてあります。
石油価格下降も株価の上昇も、それらの現象を教科書では説明するのは難しいですね。

石油の先物取引でシコタマ儲けたオイルマネーの
次の投機先としたのが、株ですかね?
そして、株でガッポリ儲けたら次にまた石油ですかね。。。。

金儲けと言う欲望は尽きまじでしょうが、
石油は毎日世界中で消費され、地球の在庫は日毎に減り続けています。
いずれ在庫は一掃されてしまいます。
石油が新たに生産されることは絶対にありません。

WTIに関わる投機に惑わされず、省エネそして自然エネルギー
(再生可能エネルギー)の活用に努力したいですね。

「WTI」
ウエスト・テキサス・インターミディエートの頭文字から取ったもので、米国・テキサス州など中西部で産出される、ガソリンの精製に向いた良質な原油の総称。生産量は1日当たり40万バレルと世界の生産量の1%にも満たないが、世界の原油価格
の指標となっている。


               By 風の旅人