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介護人材不足

2022-07-06 08:45:09 | 日記
おはようございます。仙台市太白区の株式会社わざケア代表取締役 訪問看護ステーションわざケア作業療法士の渡部達也です。

少子高齢化、労働人口の減少時代の今、介護労働人材の確保は大きな課題です。
もちろん当事業所も看護師の確保に悪戦苦闘しており、労働人材の確保の難しさを肌で感じています。

ただ、ちょっと視点を変えて利用者側に立った場合、私たち現場が感じているくらいに介護労働人材不足を感じているでしょうか?

例えば今介護サービスが必要になった場合、ケアマネージャーがサービス事業所に電話してなんとかサービス提供をしてくれる事業所を探してくれます。
利用者の希望どおりの曜日・時間帯ではないかもしれませんが、ちゃんと事業所を探してもらえます。
結果利用者としてはサービスを受けられているので、介護人材不足は感じることは少ないのではないでしょうか。

日本各地でケアマネがいくら探してもサービスを提供してくれる事業所が無い、受け入れ先が無いなどの状況が生じて、初めて一般市民の方も介護労働不足を肌で感じるのではないかと思っています。

この現場と一般の方の温度差、実は介護ロボットの普及を妨げているのではないかと思っています。
現場では人手不足解消のため介護ロボットを導入したいと思っていますし、必要な方は購入して頂きたいと思っています。
ただ、現状利用者やその家族はサービスを提供してくれる事業所がある限り、介護ロボットで代用しようとは思わないでしょう。
しかも介護ロボットが何十万もすれば、購入意欲は減ると思いますし。

切羽詰まらないと危機感は持ちづらいのは分かるのですが、少し先の将来、必ず人手が足りなくなり、必要なサービス提供が難しくなる可能性があるわけですから、抜本的な介護保険制度の見直しが必要なのではないかと思っています。
コメント
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