アキシル 運営ブログ

訪問看護事業からDX化
空き情報検索サイト「アキシル」を公開し
訪問看護運営とITベンチャーとして発信していきます。

コロナ自宅療養と訪問看護

2021-08-31 12:59:00 | 日記
仙台市太白区の株式会社わざケア代表取締役 訪問看護ステーションわざケア作業療法士の渡部達也です。

宮城県の訪問看護ステーション連絡協議会から、コロナの自宅療養者の訪問による健康フォローアップ。という資料がきました。
仙台市保健所が作成していて、協力可能な訪問看護ステーション1か所から1名を出して、各療養者のところへいって健康観察をするような案でした。

結論から言うと、病院やクリニックなどからの訪問看護でなければできないと思います。

訪問看護を運営していて大変なのは人繰りです。
健康観察業務の委託を受けたら、丸1日看護師1人をその業務に充てなければならず、そのフォローをそのほかの看護職員でしなければならないわけです。

健康観察業務は輪番で、との案なので毎日ではないのですが、健康観察業務の次の日に、利用者さんとしてはその看護師の訪問を許可するのでしょうか?
おそらく「来ないでください」になるはずです。
その調整も必要になるわけです。

また、最悪の事態として、健康観察業務の看護師が感染してしまったら・・・。そこからさらに利用者さんまで拡大してしまったら・・・だれが責任をとるのでしょう?

外部に委託するのではなく、市や県でコロナ対策訪問看護チームを立ち上げた方が早いような気がします。
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指定難病の上限額管理票 医療費総額10割分

2021-08-28 08:32:51 | 日記
おはようございます。仙台市太白区の株式会社わざケア代表取締役 訪問看護ステーションわざケア作業療法士の渡部達也です。

指定難病の上限額管理票を書くようになって数年経ちました。
管理のめんどくささは変わらずです。

うちも含め訪看は医療機関や薬局の金額が確定してから書くことが多いと思いますが、時々医療機関や薬局が計算を間違ったのでしょう、記載済みの金額が勝手に訂正されていることがあります。
連絡くれよと思います。
返戻しなければいけない手間が発生するわけですから。

さて、レセプト上欲しい数字は自己負担額の累積額で、それが分かればわざケアとしていくら請求してよいか決まるわけです。

では10割は何のために記載するのでしょうか?

答えは、医療費の総額が5万円を超える月が年に6回以上あるかどうかで、次回の更新時の自己負担額を決めるためです。

5万円以上を6回以上ある場合、高額難病治療継続者となり、非課税世帯に関しては2500円か5000円で同じなのですが、一般に関しては10000円の方は5000円に、20000円の方は10000円に、30000円の方は20000円に減額されます。

ですので、時々書いていない事業所がありますが、利用者さんの不利益いなるかもしれませんので、しっかりと記入していきましょう。
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複数名訪問看護加算

2021-08-27 08:52:22 | 日記
おはようございます。仙台市太白区の株式会社わざケア代表取締役 訪問看護ステーションわざケア作業療法士の渡部達也です。

算定で注意したい1つが複数名訪問看護加算。
介護保険と医療保険で実は訪問する職種によって算定できるできないがあります。

医療保険では必ず1人以上看護職員でなければいけない縛りがあります。
例えば身体が大きくて入浴動作訓練がリハ職1人では困難で、リハ職2名で訪問し入浴動作訓練をした。このような場合でも算定はできないんですね。

介護保険では職種の縛りはないのですが、もちろん2人での訪問が必要だという理由をケアプランに載せてもらわなければいけません。

また医療保険の場合、複数名を算定できる回数は週1回(看護補助の場合は3回までですが)なのに対し、介護保険ではケアプラン上にあれば週何回でも可能です。
しかし、ただでさえ看護は単価が高いに複数名を何回も算定することは現実的に難しいとは思いますが。

医療保険の対象の方にリハ+リハで複数名の算定をしていないでしょうか?
算定できませんのでご注意ください。
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予防訪問看護の訪問リハビリ

2021-08-26 08:22:51 | 日記
おはようございます。仙台市太白区の株式会社わざケア代表取締役 訪問看護ステーションわざケア作業療法士の渡部達也です。

今更ですが、今年の4月の改正で、介護予防の訪問リハビリの単位数がおかしなことになりました。
20分を1回とし、1回当たり283単位です。
2回(40分)行えば 283単位×2回=566単位
3回(60分)行うと、単位の減算が加わり 142単位×3回=426単位

なぜか60分の方が単位が低くなるという逆転現象が起こります。
Q&Aで何か見解が出るのかと思いきや、スルーされました。

この改正の背景に、一部の訪問看護ステーションではリハ職を多く抱え、実質訪問リハビリステーションになっているという指摘がありましたので、その事業所へ向けての適正化なのだろうなと思います。

ただ、やり方が汚いなと思うのが、
現状ではリハビリは週6単位(2時間)までの訪問が可能なわけです。
そんなに適正化したいのであれば、介護予防のリハビリの制限を週6単位から週4単位にすればよいと思うんです。
しかし、週6回から週4回へとリハビリの回数に制限をしてしまうと国が批判されてしまうおそれがあるので、それを嫌って週6単位は残したまま単位の減算をはかったんだと思います。

きっかけは実質訪問リハステーションとなっている訪問看護ステーションだったかもしれませんが、制度改正において予防のリハビリの適正化をはかりたいんだったら、正々堂々おこなって欲しいと切に願います。
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訪問看護の医療保険ではいるのか介護保険ではいるのか

2021-08-25 08:15:30 | 日記
おはようございます。仙台市太白区の株式会社わざケア代表取締役 訪問看護ステーションわざケア作業療法士の渡部達也です。

訪問看護の医療保険で入るのか介護保険で入るのか。についてです。

私はどう考えているかと言うと
①要介護要支援認定者か?の確認
 要介護要支援の方であれば介護保険 それ以外は医療保険
②介護保険の方であったも、別表第7(以下、厚生労働大臣が定める疾病等)+特指示だされたとき。に当てはまれば医療保険
 末期の悪性腫瘍
 多発性硬化症
 重症筋無力症
 スモン
 筋萎縮性側索硬化症
 脊髄小脳変性症
 ハンチントン病
 進行性筋ジストロフィー症
 パーキンソン病関連疾患
 多系統萎縮症
 プリオン病
 亜急性硬化性全脳炎
 ライソゾーム病
 副腎白質ジストロフィー
 脊髄性筋萎縮症
 球脊髄性筋萎縮症
 慢性炎症性脱髄性多発神経炎
 後天性免疫不全症候群
 頸髄損傷
 人工呼吸器を使用している状態

ただこれだけですので覚えましょう。

利用者さんの病名に指定難病が記載されていたとき、医療保険になるの?と勘違いされやすいんですが、あくまで別表7に当てはまる時だけですので注意してください。
例えば介護保険の方で、後縦靭帯骨化症や全身性エリテマトーデス、潰瘍性大腸炎などの指定難病が病名についていたとしても、別表7に当てはまっていないため介護保険のまま。ということです。
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