わたしの里 美術館

とりあえず西洋絵画から始めて、現代日本作家まで

二人の少女

2010-07-30 | 作品

 

 

実に可愛い。

明るい色彩の傘の光りに包まれた、二人の少女。
ハイライトをバックにしての、人物の配置は青木繁の持ち味を出している。
その陰のなかで、少女と幼子のおしゃべりが聞こえてきそう。

姉なのか年上の少女は、幼子の目をのぞき込んでいる。

小さな子は、姉様の手元を見ている。

綺麗なカサがほしいのかナ。 

 

     二人の少女 1909

 

 

 

 青木繁【日本人作家】1882 ~ 1911
  青木繁の記録 は、こちら をクリックしてご覧ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 独り身の気安さで、全国を放浪していた。山深い温泉街でくらしていたころ。よく、ちょっとした押しつけガイドなども、仕事あいまのつれづれに、遣ったことがある。気の好い年配夫婦などが、なが~い山道を歩いていると、声をかけてあげたりしていた。それで車はいつもちょっとはきれいに磨いておいたりもしていた。小一時間ほどの名所案内のあと、帰り際にちょっとしたこころざしを呉れたりもする。いちおうは、もぐりのタクシーではないのでと断るのだが、それでもガソリン代の足しにでもとか熱心に言われれば、受け取ることもある。

 若い娘たちだと、帰り際に食いかけの菓子袋なんかを於いていく。ああ、あとか思うのだが、持ち帰って宿で働く仲間たちとの、酒のつまみになったりもした。若い外人の三人連れに、声かけられた。英語は得意ではない。これは困ったと思っていたら、一人東洋人とのハーフのような小柄な娘が、日本語で道案内を乞うた。説明するのも面倒でもあり、暇でもあり、ちょうど国鉄の駅まで行っても好いと思っていたので、同乗させることにした。

 

 行楽シーズンのまっただ中、メーンの通りは大渋滞。なのでちょっと寄り道をしてみることとなった。

 

 

 

 よりみちの続きは、

青木繁の記事中 短編小説・その弐 こちら です。

 

 

 
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