印象・日の出 (いんしょう・ひので)
(仏: Impression, soleil levant)
クロード・モネによる絵画。
印象派の名前の由来ともなっている。
1872年作と日付が書かれているが、1873年に描かれた作品である。ルアーブルの港の風景をやわらかい筆の動きで描いている。モネは後にこの作品の題名についてこう説明している。「カタログに載せるために題名をつけてほしいといわれたが、これに 『ルアーブルの眺め』 という題をつけることはできなかった。そこで 『印象』 としてほしいと言った。」
この絵は1874年に開かれた最初の印象派展で展示された。評論家のルイ・ルロワ (Louis Leroy) はこの作品の題をみて自身が担当する風刺新聞ル・シャリヴァリ (Le Charivari) 紙のレビュー記事において、この展覧会を軽蔑の念と悪意をこめて 「印象主義の展覧会」 と評した。この命名が後に定着し、彼は意図せずに 「印象派」 の名付け親になった。
この絵は1985年にマルモッタン美術館から盗まれ、1990年に発見されている。1991年から再度展示されている。
(wikipedia)