WASEDA CLUB ボクシング教室日記

早稲田大学内で行われています子供ボクシング教室の様子をお伝えします

5月25日

2014-05-31 10:36:09 | 日記
いきなりですが
『完全遮蔽』という言葉をご存知でしょうか?
勿論ボクシングの中の話です

身体を丸めて両腕で完全にブロックした状態を保持している事です
おお!素晴らしい防御だ!・・・と思った方、残念
これは反則の一種なのです

以前学生A君が勝った試合の時、その時ジャッジに入っていた北村はA君に負けを付けてました
(ほかの二人が勝ちにしていたので結果、割ったのですが
それが、この理由

両腕で完全ブロックをずっとしたままの状態でいるのは反則であり
反則を取らないとして『戦う意思』を汲み取れないのでダウンと見なされます
ただ、それはその時のレフリーの判断によりますが
ちなみにブロックしたままでも手を出してたらOKなので・・・判断が難しいところです

練習生の皆様でもご存じない方がいらっしゃると思うので
競技規則のなかからよくある反則を書いてみましょう

ホールド(相手の腕や頭を抱える、抑え込む)
ヘッド(ベルトラインより下に頭を下げる・・・ベルトラインより上でも顔が下を向いて頭突き状態も同様です)
インサイドパンチ(掌で相手を撃つこと。昔はアマチュアのグローブはナックルパートに白いラインがあり、そこ以外で打つことは全部反則でした)
ローブロー(・・・言わずと知れた・・・)

そのほかにも足をすくったり、相手を投げ飛ばしたり、肩や肘をぶつけたり、相手に乗りかかったり、押したり、引っ張ったり
ストップを言われても攻撃したり、ダウンしている相手をに攻撃したり・・・これ、全部ダメ
要するに、ただでさえ、殴り合うっていう危ないスポーツなのだから
それ以外で危ないことしちゃだめよって事なんですね
そして、正々堂々と戦いなさいという事

とある審判の先生の話
片方の選手がインサイドパンチが多かった、で、対戦相手のコーチだと思われる方が
『(相手方が)オープン!オープン! 』と叫んでいる
要は相手がオープンブロー(拳を握らないで打っているという反則)だから、審判、注意しやがれ!って言いたいのです
そしたら、その審判の先生、『ストップ』で両選手を止め(反則行為は競技を中断して注意します)
そのうるさい外野に向かって(!)
『オープン、オープンうるさいんだよ!インサイドブローと言え!!!』
と一括
そして何事もなかったかのように『ボックス』と言って競技を再開されたとか

ちなみにレフリーは『ボックス』『ストップ』『ブレイク』『タイム』以外はカウントするしかしゃべってはいけせん

あ、一番大事な事忘れてた
反則行為によって相手がダウンした場合
一発で失格です
なので、『どんな手を使ってでも相手を倒す!』なんて思ってはいけないのです
紳士のスポーツですからね!

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1 コメント

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Unknown (えんどうみ)
2014-06-02 17:54:15
ボクシングには反則がたくさんあるのですね、私は試合を見ててる時にレフリーが何で止めたのか分からなくて「今のはなんだったんでしょう?」って北村さんによく聞いてます。 プロの試合と全然違いますよね。

みなさんも試合で反則しないように、練習の時、特にマスボクシングの日は意識して練習するといいかもしれないですね!
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