なんと!秋は今日で終わりだそうじゃないですか!
まだ紅葉の錦絵も見てないっていうのに、暦ってのは早過ぎます。
んじゃ、今日はお天気も良いことだし
土手はよして、久しぶりにお出掛けといたしますか。
ん~ でもさ。
紅葉はそのうち向こうからやって来る。
どうせなら、逃げるものを追いかけよう♪ うん。そうしよう♪
去り行くものと言えば・・・ コレしかないでしょう!
いや、海は冬でもありますよ。 去るのは私の足。
だって冬の海なんて切なくて辛そうで、イヤじゃないですかー。
冬の山は確かにキビシイ。
キビシイが、神々しく美しい。
冬の海は、津軽海峡冬景色だし・・・?
さぁ、キミ達。 きっとこれが今年最後の海です。
心して、遊ぶように!
ぬぁーにを言ってるっ!
あっちの爺さんを見なさい。
なんであの人はお外にでるとああもセワシないんだろうねぇ
ま、いいから遊びにいっといで。
打ち寄せる波にビビりながらも、こわごわ歩き出し
砂浜の海草に興味シンシンなのはイイんですけどー
ガンドッグよ。鳥さんがいてるじゃぁないか。
気が付かないのかっ。
食い気の前では、過去の狩猟本能など捨て去るというのかっ。
鳥さんも、完全にオマエ等を舐めてるな。逃げやしない・・・。
にぶにぶ犬。ようやく気付いたが、時すでに遅し。
余裕を持って鳥さんは飛び立ったのでした。 なさけねぇ~
だけど~鳥さんの飛び立った先には、楽しそうな、岩っ。
みんなで行ってみよう~
しかし、ココはなかなかぺぐちゃんにはハードだった。
ぽんちゃんはそのデカい足で岩をワシッと掴み
長い胴で次から次へと乗り越えて行けたのだが
ぺぐちゃんは老齢で足がブルッている上、そもそもが細い。
これじゃ、ズックとハイヒール。
私が道順を考え、手をかしてあげるのだが
気が付くと
沈没。
落下。
張り付き。
ほとんど岩の上ばかりを歩くぽんちゃんと
ほとんど岩のスキマを歩くぺぐちゃん。
人生山あり、谷あり・・・
う~ん。ずーと山の人と、谷の人のような気が・・・
ま、大丈夫さぁ~
出口を出ちゃえば、どっちも一緒さぁ~
出口の先に居られたのは、良寛さま。
子供達に優しかったというこのお方。
わんずにも優しかったですよ。
ぽんちゃんはまったり。
ぺぐちゃんは濃厚なキス!?
ウチのオヤジと間違えたか?
こうして
今年最後の海での秋は
徐々に
力薄く
去る秋を、惜しむ
来年も三人で、来ようね!