雪国のスパニエルより

 キャバリアのpeguとA・コッカーのpou。 今日はなにがあったかな…?

春、再び。

2009-02-04 | Weblog

ずっと一緒にいた二人で歩いた一本道 二つに分かれて別々の方歩いていく
You Tube

 

 

立春。

また新しい春が巡って。

また一歩

キミの記憶が遠くなる。

 

まだ憶えてる。

憶えてる。

キミの柔らかい胸元の飾り毛。

案外硬い、尻尾の毛。

緩く描いたカーブがストンと落ちる、背中のライン。

ブンブンと振った尻尾が床を叩く音。

 

忘れるわけがない。

だって毎日キミを想って暮らしてきたのだから。

去年のキミを追い駆けて

毎日開いた、マイピクチャー。

写真のなかで同じ時間を再び過ごす日々。

 

今日は公園で。

今日は山へ、海へ。

そして土手へ。

 

だけど春の来た日。

去年の今日のキミは動かない。

春に連れ去られたキミ。

 

明日からは、おととしのキミが始まる。

 

 

 

一年が経ちました。

一年のあいだ色んなことがあり

その様々なことが遠い昔のことのように感じられるのに

ぺぐちゃんが居なくなった。

それだけが、ついさっきの出来事のようです。

 

家にいても外へ出掛けても

彼の姿を捜し思い浮かべるのですから

過去になんてなりようがありません。

 

そして、ブログを始めたことによって撮りだした沢山の写真が

今は彼と私を繋ぐ大事な手段となっています。

写真をみては当時を思い出し、ぽんちゃんとぺぐちゃんの話をする。

常に同じ時間を共有したのは、ぽんちゃんだけですから。

 

写真の中のぺぐちゃんは

私が思いこんでいたよりずっと凛々しくて

真っ直ぐ眼差しを前に向ける、本当に男らしいワンコだった。

男らしい彼は、今思うと当時私が感じていたよりも早くから

キツそうにしていた。

今悔いても仕方のないことばかりですから

その辺のことは自分で考えないようにしています。

が、最後だけは。

 

最後。

呼吸すら苦しくなったぺぐちゃん。

獣医さんで高酸素室に入ったぺぐちゃん。

その結果、最後を一人で迎えたぺぐちゃん。

 

多分、もう何時間持つか分らないと知っていて

何故、彼を獣医さんに一人で置いてきてしまったのか。

彼の気持ちを考えたら

置いてくるべきではなかった。

抱きしめることが彼を苦しめるのであれば

せめて見守っていて

何故それをしてあげなかったのか。

どこへ旅立つのか、自分でもわからない不安であろう時にひとりぼっち。

自分が許せない。

 ぺぐちゃん、ごめんね。

 

 

多くのことを私に与えてくれたぺぐちゃん。

逝ってしまった後も、大きなものを残してくれました。

彼が逝ってしまったことで

沢山の方と直接ふれあい、力づけられ、どうにか日々が回った。

人の情の深さ。

 

今日の日をこうやって迎えられたことを

皆さんに御礼申し上げます。

ありがとうございました。

 

そして、いつも私の傍らに暖かな体を寄せてくれたぽんちゃん。

私はどれだけあなたを頼り、助けられたことか。

ありがとう!

 

隙間の開いた空間をいっぱいの元気で満たしてくれたぺぐ坊。

明るさをありがとう!

 

 

新しい、春。

北国に生まれ育ちながら

立春の日が一年で一番心が冷たい日になるなんて、皮肉なものですね。

でもいつの日か、暖かな立春を迎えられる日がくるまで

暦は回ります。

私が春を捕まえ、彼に追いつく日。

春はくる。

 

さぁ、3人で春をつかまえに

一緒に歩こう♪

 



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34 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (みふゆ)
2009-02-04 13:24:46
1年経ったね。
立春って言葉がすぐ反応するようになったあたし。
そうだ!確か立春だったな・・って。

一緒に新潟で遊んで、京都行って、長野も行った。
全部、ぺぐちゃんも一緒だったよね。
まだ知り合って1年半だよ。普通の恋人でもこんなに急発展はあんまりしないさ。(笑)
でも、きっときっと、すべてぺぐちゃんのしてくれた事。
改めて感謝。
そして、ぽんちゃん、いつもお笑い担当っぽいけど
いつもぺぐこさんの近くにいてくれたんだよね。
君の存在は偉大だよ。
これからはちゅー太も一緒。
4人で 一緒に歩こうだね。
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ぺぐちゃん (うー♪)
2009-02-04 15:01:58
ぺぐちゃんがお空に行ってからね
ぺぐこさんとぽんちゃんと
そしてぺぐ坊と
たくさんのお友達と
会うことができたんだよ。
ぺぐちゃんのお陰だよ。
これからも独りじゃないからね。
ずっと、みんながいるからね。
だから笑顔で。ずっと元気で。
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忘れないよ (ヨーコ)
2009-02-04 17:58:44
私も忘れないよ
ぺぐちゃんとぺぐこさんの日々を(号泣)

厳しい冬のなか・・・
ぺぐちゃんが 咳き込む話しを聞くたびに
どれだけ 暖かい春を 待ち望んでいたことか
スリングで お散歩していたこともあったよね
身体を冷やさないように 注意してあげてて。。。
お薬も頑張ってあげていた
毎日毎日
最上級の愛情を注いでいたよ
そして いつもぽんちゃんが側にいてくれたよね
感謝だよね

12年間 想い返してみれば
楽しかった日々が 盛りたくさんだよね
ぺぐちゃんも 今は きっと 身体も軽くなり
元気にぺぐこさんの回りを走り回っているに違いないよ
冷たくなった心を 今すぐにでも 温めてくれるよ
いつでも どこでも一緒だよ♪ 永遠にさぁ!
だって 家族だもんね
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Unknown (ナナママ)
2009-02-04 18:45:00
ぺぐちゃん、今日はおうちに帰ってきているのでしょうか。。。

私がぺぐちゃんのことを知ったのは亡くなる少し前でした。
ブログも読み逃げしてたし。。
最近になって「雪国のスパニエルより」を読み返していました。

ぺぐちゃんはぺぐこさんの気持ち、分かっているはずですよ。
だってずっと一緒にいたんだもん。
それに今だって一緒にいるはずだから・・・

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Unknown (miyaneko)
2009-02-04 19:40:03
涙 涙 涙・・・
なんかさー、ぺぐちゃんは、いつもぺぐこさんといっしょにいる気がするんだよね...。
ぺぐこさんの目を通して、ぺぐこさんが笑ったり楽しそうにしてるのを見てる。
ずっと一緒だし、これからも一緒。
うまく言えないけどさ。
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Unknown (tomochiro)
2009-02-04 19:43:29
きっと“その時”ぺぐちゃんがぺぐこさんを
お家に帰したのかも。。
旅立つところはぺぐこさんに
見せたくなかったのかもね。
最後の最後までぺぐちゃんらしく
誇り高く生きたんじゃないかなぁ(´ー`)

ぺぐちゃんはいつまでも皆の心の中で
生き続けていくよ!
ネジネジに黄色いバッテン(笑)
そして楽しそうな笑顔!絶対忘れない。
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Unknown (やすべえ)
2009-02-04 20:37:14
ペぐちゃん…
生きているときはもちろん、いなくなってからも
ぺぐこさんのことをこうして守ってくれていて、
なんて偉大な男らしいワンコなんでしょう!
私もぺぐちゃんが繋いでくれた輪でどんなに救われたことか。
本当にありがとう!

ぺぐこさん、あの場合、誰だってそういう決断をすることになると思う。
ぺぐちゃんの最期の日々にぺぐちゃんにしてあげたたくさんの優しさだけを思い出して、…ね。
そういう私も、やはりチャーちゃんの最後の最後に関してはひどく後悔していることがあり、それに思いを寄せるととても苦しい。。
お互いいつの日か、この思いを手放せますように・・・。





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はじめまして (桃っぴ)
2009-02-04 21:21:08
ぺぐこさんはじめまして。
ずっとぺぐこさんのブログのファンで、みふゆさんの
ブログを借りていつも話題にさせていただいてます。
人見知りゆえ、今まで読み逃げばかりですみません。

ぺぐちゃんの命日なんですね。
まだまだ複雑な思いを断ち切るには日が浅すぎますね。涙される日も多々あると思います。

私は、一年少し前に母を亡くしました。
母が突然倒れて意識不明になってから、私は病院に昼夜泊まりこんで付き添ってました。
なのに最期の瞬間には会えませんでした。
ほんの数時間だったのに‥
母がその時を選んだように思えてなりません。

べぐちゃんもそうだったのではないかと思います。
母はとても潔い誇り高い女性でした。
べぐちゃんも最期まで男らしく‥

泣いてしまうので母の話は人には話さないのですが、
今のべぐこさんの気持ちを思うと、ついつい私事を話してしまいました。
べぐちゃんも私の母も、目には見えない大~きな世界
からいつも見守ってくれてますね!

これからもぺぐこさん、オレ様とチュウちゃんを応援してます。
そしていつかお会いできる日がくることを夢見て♪
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Unknown (JOJO)
2009-02-05 01:52:10
ぺぐこさん、はじめまして。
以前から時々こちらへお邪魔して、楽しませて頂いてました。今まで読み逃げでごめんなさい。

ぺぐこさんの愛するぺぐちゃんが旅立ってからもう一年が経つのですね。
時間だけがただ過ぎて行く感じ、でもあの日の事はまるでさっきの事の様に思える。とても良く分かります。
私も去年の秋の終わり、冬の始まりに愛する子を亡くしました。
キャバリアの女の子です。9才半で逝かせてしまいました。体調を崩してからたったの二日、手術も間に合わないくらい急激に悪化し、あっという間の事でした。
ぺぐこさん、私もやはり後悔をしています。
こう思わない日はありません。
「なんでもっと早くに気がついてやれなかったのか?」
いくら主治医や家族、友人達が「仕方が無かった。自分を責めるんじゃない」と言ってくれても、
やっぱりどうしても自分が許せません。
自分の気持ちに折り合いがつきません。
でもぺぐこさん、残された私達はこの後悔を持ったまま、それでも歩いていかなくちゃいけないんですよね。
決して消えることのない後悔。
それでも、私達の愛するあの子達の純粋な魂は、私達を恨んでなんかはいないのでしょう。。。
それがとても辛い。

いつか私達が、あの子達の待つ虹の橋のたもとへ行った時
その時は、おもいっきり抱きしめて「ごめんなさい」を言いましょうね。その日まで、頑張って歩いて行きましょうね。

初めての書き込みなのに、長くなってしまってすいません。
ぺぐこさん、ぺぐちゃんはこんなに愛されて、とってもとっても幸せな子ですね。
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早いですね・・・ (きりたんぽぽ)
2009-02-05 23:15:04
あの日から もう1年も経ったんですね。。
立春に あちらの世界に旅立ったんだ。
毎年 この日がくるたびに君を偲ぶよ ぺぐちゃん。


>自分が許せない。

>ぺぐちゃん、ごめんね。

ぺぐこさん ぺぐちゃんは 気にしてないよ。
逆に いっぱいいっぱい ありがとうって思ってる。
この家族と出会えて幸せだった♪
すごく楽しかった♪
だから そんなこと言わないで って。
いつも お茶目で天然なお母さんが大好きなのよ!
優しいぺぐちゃんは ひょっとしたら
家族のみんなが悲しむ顔を見られなくて 一人で旅立ったのかも。。。
最後まで 家族思いだったんじゃないかな…

きっと今も空の上から
一番最初の写真みたいな笑顔で
みんなを見守ってくれてますよ。



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