おばさんになった帰国子女

帰国して30年になる一昔前の帰国子女です。
もうすっかりおばさんになりました

外国で入院

2018年09月03日 | その他
2年前から弟が一家でベルギーに駐在しています。
2月に娘の卒業旅行でヨーロッパに行った時に ちょっと訪問しました。

そしてこの夏、私の両親(弟の親でもありますが)が訪問しています。
1番の目的は、2年に1度開催される フラワーカーペットを見ること。
8月2週目に2週間の滞在予定で 成田空港からANAで出発しました。
ちょうど弟も夏休みに入ったので 弟一家と一緒に
ベルギー国内はもとよりパリ、オランダと連日観光三昧!

と、事件が起こりました!
パリで母が財布をスられてしまったのです
海外旅行には何度も行っている両親なのに
なぜか今回は 持って行った全てのクレジットカードと
ほぼ全ての現金を その財布に入れていた母。
はい、ほぼ一文無しになってしまいました
幸い弟達と一緒なので お金を借りることができて
旅行はつづけられますが。。。

そして、無事 父念願のフラワーカーペットを見たすぐ後に
最大の事件が起こりました。

オランダ旅行中に風邪をひいて熱もあったのに
無理して観光に周っていた父が 倒れたのです!!
フラワーカーペットを見て安心したのでしょうか
いや、それどころではありません。
異国の地ベルギーで救急車を呼んで救急搬送!

診察の結果、頻脈性発作で倒れたのであろう と判明。
それだけなら ちょっと落ち着けば次の日にでも退院できるはずですが
血中酸素濃度が低いので それを正常値に戻す治療をすることになりました。

やれやれ ではありません!

父が倒れたのは土曜日。
帰国の飛行機は 次の火曜日夜の便です。
月曜日に退院出来なければ 予約している便には乗れません。

また、旅行保険は どうせ大丈夫だろう と
クレジットカード付帯保険しか準備していませんでした。
入院、治療費が それでカバー出来るのかどうか。。。
飛行機を変更しなくてはならなくなった時に その費用が出るのか?

クレジットカード保険会社に問い合わせたら
飛行機変更費用は、入院した本人の分しか出ない と
入院、治療費の補償は300万円までです。
それも全額立て替えなくてはなりません。
両親は、ほぼ一文無し状態ですから立て替えるのは弟!
きゃー

聞いたら入院費は1日500ユーロだそうで日本円にすると約66,000円!
えーーー! 1日ですよ⁉︎
これを立て替えるの。。。?

更に、倒れた原因を究明するために
MRIにCTに血液検査と様々な検査をした父。
全部メッチャお金かかる検査やん

あー 請求金額が恐ろしい

結局 父は月曜日までには退院できず
予約していた飛行機には乗れませんでした

父を残して帰国するわけにはいかず
母も滞在延長したのですが
搭乗予定日前日に弟がANAに連絡して事情を話したところ
変更不可の航空券だったにもかかわらず
無料で航空券の変更をしてもらえることになりました
さすが、日本の航空会社は違う! 素晴らしい
父が退院して医師の診断書を提出したら新しい便を予約してくれることになりました。

入院してちょうど1週間、父は退院できました。
すぐ診断書をもらい 新しい飛行機を予約。
無事、帰国できました。

入院・治療費は 立て替え払いするのかと思っていましたが、
請求書は直接 保険会社に送られて保険で払われるということで
ホッとしました。

今回学んだことは
海外旅行には 必ず旅行保険をかけて行くこと。
何が起こるか本当にわかりません。
もしクレジットカード付帯保険で行くなら 補償内容をよく確認し
足りないぶんは 保険会社のもかけること。
救援者の旅費、滞在費をカバーするか。
事情で飛行機に乗れなかった時の変更費用をカバーするか。
中には 受診費、入院治療費をキャッシュレスにしてくれる保険もあるようです。

また、多少高くても 差額が多少なら日本の航空会社を使うこと。
何かあった時に 必ず満足いく対応をしてくれるはずです。
今回のように

そして1番大事なことは、決して無理しないこと!
体調が悪ければ迷わず部屋で休みましょう!

父の念願、2018年のフラワーカーペット
開催地グランプラスのwebカメラの映像を写メしました。