
宇野常寛です。夏コミ情報です。
一部で噂になっていたようですが、今回は東浩紀さんと共同で『平成仮面ライダーシリーズ』を中心とした新刊を発売します!
もちろん、これは決して「ライダー」だけの本ではありません。
『日本の難点』のベストセラー化を受けて行われた宮台真司インタビュー、『思想地図』vol.3の特集の補完/発展的議論が展開される濱野智史×藤村龍至対談など、同人誌でありながら現代の批評シーンの中核を捉えた企画が揃っていて、そしてそのどれもが冒頭の東×宇野対談とリンクしています。
と、いうことで内容は正真正銘、ガチです。
自信を持ってお届けする一冊になります。
ぜひお買い求めください!!!
内容は下記になります。
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波状言論+PLANETS 2009 SUMMER SPECIAL
Final Critical Ride
責任編集/東浩紀+宇野常寛
コミックマーケット
2009年8月16日(日曜日)
東地区 "M" ブロック 23b 波状言論
東地区 "M" ブロック 22b 第二次惑星開発委員会
【インタビュー】森カンナ
【対談】東浩紀×宇野常寛
聖地巡礼――平成仮面ライダーの軌跡
+随行記 by 前田塁
【夏のスペシャルクロスレビュー】
1Q84/ヱヴァンゲリオン新劇場版・破/サマーウォーズ
前田塁+荻上チキ+東浩紀+宇野常寛
【対談】濱野智史×藤村龍至
設計/デザインを考える
【インタビュー】宮台真司
「日本」の難点、「思想」の難点
【論考】浅子佳英
オペレーティングシステム的リアリズム ――『仮面ライダーディケイド』をめぐって
【巻末対談】東浩紀×宇野常寛
批評とサブカルチャーの十年紀(ディケイド)
【付録CD】
決断主義トークラジオAlive3
鈴木謙介+荻上チキ+濱野智史+東浩紀+宇野常寛
波状言論+PLANETS 2009 SUMMER SPECIAL
Final Critical Ride
2009年8月16日発売
発行人:東浩紀+宇野常寛
編集人:東浩紀+宇野常寛
印刷:大日本印刷株式会社
企画・編集:波状言論+第二次惑星開発委員会
本誌デザイン:河口まどか/坂巻治子/まつおか
CDレーベルデザイン:梅沢和木+黒瀬陽平
取材協力:中野慧
A5版:64頁/1,000円
http://d.hatena.ne.jp/hazuma/20090805
↑ こちらで東さんも告知していますね。
なんか東さんが鬼の首を取ったようにおっしゃっていますがw
『仮面ライダー龍騎』がそうであるように、そもそもバトルロワイヤル系の作品は常に決断主義的なものの克服こそを主題にしていて、「ゼロ年代の想像力」でもそう紹介しているわけです。よって東さんの指摘は別にクリティカルでもなんでもなく、前提となっているバトルロワイヤル系=決断主義的メンタリティの肯定、という理解自体がブログ論壇的に醸成された誤った理解なのではないか、むしろポイントは別の場所――たとえばゲーム(のルール)の「設計者」をめぐる問題など――にあるのではないか……そんな議論も展開されています。つまり、本誌収録の東×宇野対談は「ゼロ年代の想像力」以降の議論の集大成であり、直接的な続編でもあるわけです!