十時間連続公開シンポジウムのお知らせ

2008-10-16 03:25:30 | Weblog

 宇野常寛です。
 去る10月12日(月)の「若手批評家サミット2008」に来てくださったみなさん、ほんとうにありがとうございました。
 告知期間が一週間しかなかったので心配していたのですが、蓋を開けてみれば100名近くの大盛況で、なんだかほっとしています。

 ところで、今週末の10月19日(日)、〈早稲田文学〉のイベントに出ます。
 なんだかものすごく豪華なキャスティングなので今から緊張していますが、最年少(?)登壇者としてがんばりたいと思います。

 詳細は下記の〈早稲田文学〉のサイトからご確認ください。
 以下はその転載です。
 
 
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 来る10月19日(日)、早稲田大学国際会議場(井深大記念ホール)にて、十時間連続の公開シンポジウムを行います。
 当日は、東浩紀氏をはじめ、数多くの批評家・作家を迎え、四部構成のプログラムでの進行を予定しております。
 なお、このシンポジウムは十時間すべて一般公開いたします。お申し込みなどは不要です。当日、会場までぜひ足をお運びください。
※10月11日、出演者、プログラム、開始時間を修正しました。

【日時】
2008年10月19日(日)
10:00~20:3010:30~20:30
※プログラム調整により開始時間が変更となりました。ご迷惑をおかけし申し訳ございません。

【場所】
早稲田大学国際会議場(井深大記念ホール)
※早稲田キャンパス18号館→MAP

【出演】敬称略(※10月6日現在)
東浩紀/宇野常寛/大森望/千野帽子/豊崎由美/中森明夫/前田塁(+市川真人)/芳川泰久...and moer
※10月11日、池田雄一、佐々木敦、新城カズマ、福田和也、渡部直己、参加決定!

【プログラム】(予定 ※10月11日修正)
10:30-12:15
ポッド1「文芸メディアの現在――批評的メディアはどうありうるか」パネリスト:東浩紀、宇野常寛、佐々木敦、中森明夫、山本充、前田塁+

12:30-14:15
ポッド2「日本小説の現在――現在時の日本小説をめぐって」パネリスト:東浩紀、渡部直己、池田雄一、新城カズマ、大森望、前田塁+

14:25-15:00
休憩(エクストラ・プログラムの場合あり)

15:10-16:55
ポッド3「文芸批評の今日的役割について」パネリスト:東浩紀、宇野常寛、福田和也(予定)、前田塁+

17:10-18:55
ポッド4「読者と小説――批評と書評、文学賞」パネリスト:東浩紀、千野帽子、豊崎由美、芳川泰久、中森明夫、前田塁+

19:05-19:40
休憩(エクストラ・プログラムの場合あり)

19:50-20:30
ポッド5「総論」

▼それぞれ各ポッドごとに、パネリストが入れ代わります。
▼このシンポジウムの内容は、2008年秋刊行予定の「早稲田文学2」に掲載予定です。

〈新潮〉で連載をはじめます

2008-10-07 12:51:31 | Weblog


 宇野常寛です。
 
 10月12日@三省堂本店の鼎談イベント「若手批評家サミット2008」、さっそくたくさんのお問い合わせをいただいております。50名の定員も急遽80名に増やしましたが、お陰さまで予約の伸びが大きく、満席が予測されます。お早めに三省堂書店神町店本店(03-3233-3312)までお電話でご予約ください!
 
 また、お知らせですが週明け10月7日売りの号から〈新潮〉で連載をはじめます。
 「母性のディストピア ――ポスト〈戦後〉の想像力」というタイトルです。
 「ゼロ年代の想像力」の間接的な続編であり、かつ、射程を広げた議論を目指したいと考えています。
 ぜひお読みになってください。
 最初の二回が問題設定編で、今回はその前編になります。全体像が見えてくるまでしばらくかかりますが、気長に付き合ってください。
 
 
 以下は、今月の仕事です。

 〈新潮〉(新潮社)2008年11月号
 母性のディストピア ――ポスト〈戦後〉の想像力
 第一回「母権的なるもの、政治的なるもの」(前編)

 〈サイゾー〉(サイゾー)2008年10月号
 サブ・カルチャー最終審判
 第五回 「アニメはもうだめ」なんかじゃない
 ⇒『崖の上のポニョ』、『スカイ・クロラ』を中心に、更科修一郎さんと昨今のアニメ事情について語りました。

 〈en-taxi〉(扶桑社)2008年秋号
 特集〔アプレゲール 戦後派文藝評論〕
 「夜長姫が、囁く ――〈政治的なるものの復権〉としての戦後以降」
 ⇒坂口安吾についての短い論考です。

 〈本の時間〉(毎日新聞社)2008年10月号
 〔再会の読書〕 免許のない僕は、どこまで走れるか ――片岡義男『スローなブギにしてくれ』
 ⇒掲載を一ヶ月勘違いしていたようで、10月号の掲載になります。
  お気に入りの原稿なので、ぜひお読みになってください。
  
 〈週刊大衆シャイ!〉(双葉社)第2号
 〔シャイ!コラム〕「ノベライズをなめるな」
 ⇒矢作俊彦『傷だらけの天使 魔都に天使のハンマーを』など、有名作家による映像作品ノベライズについて。
 〔恋愛・セックスが出来るヤツは偉い!? 25歳~34歳の「彼女ナシ」男性100人意識調査 「彼女がいない」のは悪いのか?〕
 ⇒なんかすごいタイトルの記事ですが(笑)、久しぶりにサークル研究家としてアンケート結果にコメントを寄せています。「酸っぱい葡萄」系のラブゾンビのみなさんは必読です!

 〈小説現代〉(講談社)2008年11月号
〔サブカルフロントライン〕 中島哲也インタビュー
 ⇒公開中の『パコと魔法の絵本』を中心に中島ワールドの成分分析に挑んでいます。

 〈プレジデント〉(プレジデント社)2008年10月13日号(9月25日発売)
 〔世の中の読み方〕「若者が〈上京〉を志さなくなったのはなぜか」
 ⇒『東京から考える』、『ケータイ小説的』、『ファスト風土化する日本』の三冊を同誌のカラーにあわせて紹介しました。
  『AURA ~魔竜院光牙最後の闘い~ 』、『12人の悩める中学生』、『ネットいじめ』の三冊という案もあったのですが、これはまたの機会に!

また、出版評論社さんと大阪心斎橋のスタンダードブックストアさんで〈PLANETS〉の取り扱いがはじまりました。
 出版評論社さんでは通信販売で台引き・クレジットカード決済が可能で、スタンダードブックストアさんでは試し読みが可能です。
 どちらもよろしくお願いします。


若手批評家サミット2008 ウェブコミュニティとコンテンツの未来

2008-10-04 00:13:20 | Weblog


宇野常寛です。ご無沙汰してしまいました。
突然ですが、来る10月12日(日)14時から、三省堂書店神保町本店にて荻上チキさん、濱野智史さんの三人で鼎談イベントを行います。

その名も「若手批評家サミット2008」!
下記が概要になります。
お誘いあわせの上、ぜひご参加くださいませ。

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(タイトル)
若手批評家サミット2008
ウェブコミュニティとコンテンツの未来

(話者)

荻上チキ
批評家。1981年生まれ。兵庫県出身。専門は、テクスト論、メディア論。新刊『ネットいじめ』(PHP新書)
著書に『12歳からのインターネット』(ミシマ社)、『ウェブ炎上』(ちくま新書)、共著に『バックラッシュ!』(双風舎)がある。人文社会科学系を中心にネットで話題のニュースやトピックを紹介する人気サイト「トラカレ!」主宰。

濱野智史
批評家。株式会社日本技芸リサーチャー。1980年生まれ。慶應義塾大学大学院 政策・メディア研究科修士課程修了。専門は情報社会論。2006年までGLOCOM研究員として、「ised@glocom:情報社会の倫理と設計についての学際的研究」スタッフを勤める。近著に『アーキテクチャの生態系』(NTT出版)。

宇野常寛
評論家、編集者。1978年生。企画ユニット「第二次惑星開発委員会」主宰。批評誌<PLANETS>編集長。文芸批評からコミュニケーション論まで、幅広い評論活動を展開する。著書に「ゼロ年代の想像力」(早川書房)。〈新潮〉にて評論「母性のディストピア」を、〈サイゾー〉にて更科修一郎との時評対談「サブカルチャー最終審判」を連載中。

(日時)
2008年10月12日(日)
13時30分開場、14時開始、16時終了

(場所)
三省堂書店神保町本店

(予約先)
三省堂書店神保町本店
03-3233-3312

(入場料金)
500円

(概要)
 インターネットや携帯電話が「当たり前」のものとして定着した現在、私たちのコミュニケーションと、そこで消費されるコンテンツはどのように変化し、どのような課題が浮上するのか。そしてそんな時代における批評メディアの役割とは?
 1980年前後生まれの三人の論客が、縦横無尽に語りつくす新世代批評家サミットが実現!