フィールドワーク通信

広島を拠点にフィールドワーク。カンボジア、インドネシア、市民まちづくり

島耕作のアジア1215

2006-03-05 16:33:37 | フィリピン通信
 なんとか車は調達できた。ただ価格が問題だった。あと残り15000のところを20000請求された。つまり1万円のアップである。全体で、4万6千円もかかることになる。いろいろごねたが、値段は下がらないし、時間はたつばかりなので、20000で手を打った。適正な価格の判断にいつも迷うことと、交渉で時間をとられるのが、いつもいつもの課題である。  今日も9時から交渉に入って、ホテル出発が10時半、支払い . . . 本文を読む

結局カネか1216

2006-03-05 16:32:00 | フィリピン通信
 さてさてわけのわからない鉱山から抜け出して、ボントックへ向かい、時間のかぎりサガダやイフガオの集落をまわる予定にしていた。しかし、またもや事件発生。  今日は、5時半から朝食をとり、6時には出発の予定にしていた。が、早々からドライバーが遅れてきて、6時半出発。ボントックへついたのは、10時半ごろ。両替を試みるが、なんと日本円からのペソのレートが100円=40ペソという信じられない数値。これまで . . . 本文を読む

作り出される憎しみ1217

2006-03-05 16:30:58 | フィリピン通信
 17日は、サガダに泊まり、この日記をつける機会をもてなかった。いまバギオのコンコルド・ホテルでこの文章を書いている。  17日は7時スタートでカリンガへ行った。途中、道沿いに銃を持った人々をみた。反政府ゲリラだという。カリンガの村の入り口には、「我々はフィリピン政府の行うダム開発に反対し、このカリンガの文化と伝統を守る」と書かれた石碑が立っている。「反対のためには実力行使も辞さない」とも書かれ . . . 本文を読む

サガダの貧乏な人の家1218

2006-03-05 16:29:12 | フィリピン通信
 6時半起床。床に寝るのは寝心地が悪い。早々と目が覚めてしまった。朝食は、野菜たっぷりのインスタントラーメンとご飯。この2つを一緒に食べるのである。まあ、日本では絶対に食べないが、ここで食べるのには、不満はない。それにしても日本のインスタントラーメンは、フィリピンの山奥にまで普及しているのである。10年ぐらい前になるだろうか、ロンボクのバヤン村で生活していたときも、朝ごはんにインスタントラーメンが . . . 本文を読む

アジアのオープンスペース論1219

2006-03-05 16:28:08 | フィリピン通信
 バギオからマニラへ移動の日。午前中はバギオのまちなかへ出た。バギオはアメリカ人建築家・都市計画家バーナムの計画した都市である。都市の中心に位置するバーナムパークがその真骨頂である。20世紀初頭の都市計画というと、制度設計ではなく、いまだ都市のヴィジュアルを計画し、それを強大な権力をもとに実行していくというスタイルが一般的であった。ニューヨークにゾーニング法ができるのが、確か1920年代だったはず . . . 本文を読む

マニラの夜1220

2006-03-05 16:27:08 | フィリピン通信
 今日は、土曜日。土日をマニラに残したのは、ミスであった。図書館や公共施設が休みになるからである。本来図書館は土曜日には開いているはずなのだが、クリスマスだかなんだかで今日は休みだそうだ。疲れもたまってきたことだし、今日は基本的に休みにした。私は一人でインターネットカフェにいって、様々な人に様々なメールを送ってきた。なぜかものすごい達成感である。充実感に満ち溢れている。こうやって色々なかたちで色々 . . . 本文を読む

スモーキーマウンテン脇の集合住宅1221

2006-03-05 16:25:24 | フィリピン通信
 スモーキーマウンテンのその後を視察に行った。  スモーキーマウンテン自体は、既にただのなだらかな緑の丘に変貌していた。しかし周辺には、3種の居住地があった。一つは最近完成したばかりの公営住宅であり、もう一つは1989年に完成した、スモーキーマウンテンから立ち退きさせられた人々の仮定住地であるテンポラリーアパートメントであり、もう一つは道路沿いのスクウォッターエリアである。 まずテンポラリーアパ . . . 本文を読む

チケット紛失1222

2006-03-05 16:23:41 | フィリピン通信
 昨日寺本が飛行機のチケットを紛失したことが発覚して、今日はてんてこまい。フィリピン航空本社へ向かい、その後マカティ事務所へ。結局50ドルのペナルティで再発行してもらった。  我々は、図書館で最後の作業をと思い国立図書館に向かったが、あいにく今日はクリスマスパーティーで休みであった。ホテルに帰る途中寺本に出会い、古本屋情報をもらった。あまり期待せずに向かったが、かなりの充実度で、5500ペソも使 . . . 本文を読む