子供の頃、すき焼きと言えばこれだった。
この二十年程、材料が手に入らないのでめったに食べていなかった。
息子夫婦が山梨で鶏のすき焼きのようなものを食べたという。
昔家で食べていたのと似ているけれど、甘すぎて・・・
甘くなければ美味しいと思ったので、「材料を買えるか?」と聞いたら
タレ付きでないとダメと言うのでやめたのだそうだ。
この冬、冷凍だけれど鶏モツが手に入ったので、
作り方を思い出しながら息子夫婦のために作ってみた。
初めて食べたお嫁さんは大感激!
それから同じ店で何度か見かけるようになった。
冷凍なので見つける度に買って置いて何度か作っている。
お嫁さんが来た時、持たせてあげようと用意しておいた。
作り方は簡単だから持って帰れと言っても、
どうしてもお義母さんの作ったのが食べたいと言う。
それで昼間っから、すき焼きで呑むことに・・・
お嫁さんは付きっ切りで私の作るのをジッと見ている。
餃子鍋に、少しの油を入れて半解凍の鶏モツを入れる。
葱、白菜、茸、焼き豆腐、春菊、白滝などを入れる。
醤油、酒を入れて出来上がり。
「それだけですか?」
がっかりしたようにお嫁さんが訊ねる。
簡単すぎてちょっと恥ずかしかったので、
これを入れるといいかも・・・!
と言いながら、私特製のタレ(八方出汁風ソバツユ)を入れた。
お嫁さんは残った鶏スキと特製タレを持って帰って
翌日増量して食べたと連絡が来た。
すっかり気に入ってくれたようだ。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます