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ご機嫌いかが?

今日一日どんなあなたでいましたか

私のリマインド・ストーリー

2008-11-03 17:50:17 | Weblog
私が今、ここでこうして生きている理由~
それは多分、自分の意思ではなく、生かされていると言うこと

どんなに足掻こうが、事実は事実・・・だってそうなんだもん
だからちょこっと、タイムスリップにお付き合い下さいませ



昔々のお話です
そこにはまだ、若かりし日の相棒君とpukupuku(私)が見えます
          (当時はほっそりさん) ()

都城の、とあるトンカツ屋さんの暖簾を潜った二人
20代前半の初々しいカップルにございました  =本当です=

カウンターでもテーブルでも無く、二人は座敷に座った
私から相棒の肩越しに、正面がカウンターとなっており
店の主人の姿がはっきりと見えていた

二人が注文したのは“ヒレカツ定食” 
料理が運ばれて来るまで、何を話していたのだろう

多分・恐らく・きっと、、、相棒は漫画雑誌を読んでいた筈
それをじっと見て~ただ黙ってじっと見ていたかも知れない~私



待ちに待ったお料理が、座卓に運ばれて来た
ご飯に汁物にヒレカツにお漬物~~~だったと思う(画像無し)

「いただきまぁ~す」
割り箸を割りながら、二人は食事を始めました



パクリ・・・モグモグ・・・ゴックン・・・ ウッ-------
ウグウグ・・・ウウッ------  ウウッ------
≪≪≪≪≪≫≫≫≫≫ ウウッ-----てばぁ~

             ヘルプ・ミー

目の前の相棒は、我関せずと黙々と食べている
正面のマスターも、他のお客さんも、視線はこちらに無い

今、私に起こっている事を誰も気付いてはくれない
だ、誰か~ 誰か助けて~  ぐ。る。じ。い。。。。。
声も出なけりゃ、息も出来ない ≪≪≪≪≪≫≫≫≫≫  
このまま私はどうなるの?  そんなこと知ったこっちゃないと
必死に伝えようとしていた  誰って? そこに居る皆々様方にだよ~



悲しいかな 誰も気付いちゃくれない
相棒に至っては、こちらを見てもニコッと微笑み返すだけ
さも美味しそうに、食事をしておいでであった

もう駄目かも・・・ 何でこうなるの・・・

詳しく説明をしますと、こうですわ
ヒレカツをひと口、食べたのは良いけれど...
ごくりと飲み込んだ拍子に、のどに詰まらせたのであります

丸~く切って揚げてあったヒレカツを、「飲み込めるかな?」と
思いつつ、一気に飲み込もうとしたのがいけなかったのだわ

ポコンとノドを塞ぐ形で、美味しいヒレカツに噛み付かれてしまった
哀れな物語もここまでか、、、あ~ 可哀相な私だことー



ウ―ヤ―タ――― 
懇親の力で吐き出した・・・涙をカラカラ流しながらね!

「ドゥワー生き返ったぁー」思わず叫ぶ私
そこで相棒がひと言===「どげんした?」

“どげんもこげんもなかです”
            さっきの肉を反芻する私(ドヒャ-)
“だって勿体ないもん”・・・
             喉がヒリヒリと痛んだが、食った



涙をぽろぽろ流しながら、ヒレカツ定食に挑む私に対して
みんなの視線が釘付けになった
気付くのが遅いよみんな~  下手すりゃ今頃お陀仏だったかもよ

決して恨んではいないが、ヒレカツは平らに切って下さい
そして、もっと柔らかくしてやって下さいませんか

九死に一生の、私の忘れられない思い出話~
時間にして5~6分、パタパタともがいておりました

その店が何処にあったのかさえ、すっかり忘れてしまった
遠~い、遠~い昔のお話にございます

だからね、【私は生かされているんだ】そう思いたいんですよ
ガハハハハ・・・・・・・生き抜いているのよ