私が今、ここでこうして生きている理由~
それは多分、自分の意思ではなく、生かされていると言うこと
どんなに足掻こうが、事実は事実・・・だってそうなんだもん
だからちょこっと、タイムスリップにお付き合い下さいませ

昔々のお話です
そこにはまだ、若かりし日の相棒君とpukupuku(私)が見えます
(当時はほっそりさん)
(
)
都城の、とあるトンカツ屋さんの暖簾を潜った二人
20代前半の初々しいカップルにございました =本当です=
カウンターでもテーブルでも無く、二人は座敷に座った
私から相棒の肩越しに、正面がカウンターとなっており
店の主人の姿がはっきりと見えていた
二人が注文したのは“ヒレカツ定食”
料理が運ばれて来るまで、何を話していたのだろう
多分・恐らく・きっと、、、相棒は漫画雑誌を読んでいた筈
それをじっと見て~ただ黙ってじっと見ていたかも知れない~私

待ちに待ったお料理が、座卓に運ばれて来た
ご飯に汁物にヒレカツにお漬物~~~だったと思う(画像無し)
「いただきまぁ~す」
割り箸を割りながら、二人は食事を始めました

パクリ・・・モグモグ・・・ゴックン・・・ ウッ-------
ウグウグ・・・ウウッ------ ウウッ------
≪≪≪≪≪
≫≫≫≫≫ ウウッ-----てばぁ~
ヘルプ・ミー
目の前の相棒は、我関せずと黙々と食べている
正面のマスターも、他のお客さんも、視線はこちらに無い
今、私に起こっている事を誰も気付いてはくれない

だ、誰か~
誰か助けて~
ぐ。る。じ。い。。。。。
声も出なけりゃ、息も出来ない ≪≪≪≪≪
≫≫≫≫≫
このまま私はどうなるの? そんなこと知ったこっちゃないと
必死に伝えようとしていた 誰って? そこに居る皆々様方にだよ~

悲しいかな
誰も気付いちゃくれない
相棒に至っては、こちらを見てもニコッと微笑み返すだけ
さも美味しそうに、食事をしておいでであった
もう駄目かも・・・ 何でこうなるの・・・
詳しく説明をしますと、こうですわ
ヒレカツをひと口、食べたのは良いけれど...
ごくりと飲み込んだ拍子に、のどに詰まらせたのであります
丸~く切って揚げてあったヒレカツを、「飲み込めるかな?」と
思いつつ、一気に飲み込もうとしたのがいけなかったのだわ
ポコンとノドを塞ぐ形で、美味しいヒレカツに噛み付かれてしまった
哀れな物語もここまでか、、、あ~ 可哀相な私だことー

ウ―ヤ―タ―――
懇親の力で吐き出した・・・涙をカラカラ流しながらね!
「ドゥワー生き返ったぁー」思わず叫ぶ私
そこで相棒がひと言===「どげんした?」
“どげんもこげんもなかです”
さっきの肉を反芻する私(ドヒャ-)
“だって勿体ないもん”・・・
喉がヒリヒリと痛んだが、食った

涙をぽろぽろ流しながら、ヒレカツ定食に挑む私に対して
みんなの視線が釘付けになった
気付くのが遅いよみんな~ 下手すりゃ今頃お陀仏だったかもよ
決して恨んではいないが、ヒレカツは平らに切って下さい
そして、もっと柔らかくしてやって下さいませんか
九死に一生の、私の忘れられない思い出話~
時間にして5~6分、パタパタともがいておりました
その店が何処にあったのかさえ、すっかり忘れてしまった
遠~い、遠~い昔のお話にございます
だからね、
【私は生かされているんだ】そう思いたいんですよ
ガハハハハ・・・・・・・生き抜いているのよ
それは多分、自分の意思ではなく、生かされていると言うこと
どんなに足掻こうが、事実は事実・・・だってそうなんだもん
だからちょこっと、タイムスリップにお付き合い下さいませ

昔々のお話です
そこにはまだ、若かりし日の相棒君とpukupuku(私)が見えます
(当時はほっそりさん)


都城の、とあるトンカツ屋さんの暖簾を潜った二人
20代前半の初々しいカップルにございました =本当です=
カウンターでもテーブルでも無く、二人は座敷に座った
私から相棒の肩越しに、正面がカウンターとなっており
店の主人の姿がはっきりと見えていた
二人が注文したのは“ヒレカツ定食”
料理が運ばれて来るまで、何を話していたのだろう
多分・恐らく・きっと、、、相棒は漫画雑誌を読んでいた筈
それをじっと見て~ただ黙ってじっと見ていたかも知れない~私

待ちに待ったお料理が、座卓に運ばれて来た
ご飯に汁物にヒレカツにお漬物~~~だったと思う(画像無し)
「いただきまぁ~す」
割り箸を割りながら、二人は食事を始めました

パクリ・・・モグモグ・・・ゴックン・・・ ウッ-------
ウグウグ・・・ウウッ------ ウウッ------
≪≪≪≪≪


目の前の相棒は、我関せずと黙々と食べている
正面のマスターも、他のお客さんも、視線はこちらに無い
今、私に起こっている事を誰も気付いてはくれない


だ、誰か~


声も出なけりゃ、息も出来ない ≪≪≪≪≪

このまま私はどうなるの? そんなこと知ったこっちゃないと
必死に伝えようとしていた 誰って? そこに居る皆々様方にだよ~

悲しいかな

相棒に至っては、こちらを見てもニコッと微笑み返すだけ
さも美味しそうに、食事をしておいでであった

詳しく説明をしますと、こうですわ
ヒレカツをひと口、食べたのは良いけれど...
ごくりと飲み込んだ拍子に、のどに詰まらせたのであります
丸~く切って揚げてあったヒレカツを、「飲み込めるかな?」と
思いつつ、一気に飲み込もうとしたのがいけなかったのだわ
ポコンとノドを塞ぐ形で、美味しいヒレカツに噛み付かれてしまった
哀れな物語もここまでか、、、あ~ 可哀相な私だことー

ウ―ヤ―タ―――

懇親の力で吐き出した・・・涙をカラカラ流しながらね!

そこで相棒がひと言===「どげんした?」

さっきの肉を反芻する私(ドヒャ-)
“だって勿体ないもん”・・・
喉がヒリヒリと痛んだが、食った

涙をぽろぽろ流しながら、ヒレカツ定食に挑む私に対して
みんなの視線が釘付けになった
気付くのが遅いよみんな~ 下手すりゃ今頃お陀仏だったかもよ
決して恨んではいないが、ヒレカツは平らに切って下さい
そして、もっと柔らかくしてやって下さいませんか
九死に一生の、私の忘れられない思い出話~
時間にして5~6分、パタパタともがいておりました
その店が何処にあったのかさえ、すっかり忘れてしまった
遠~い、遠~い昔のお話にございます
だからね、

ガハハハハ・・・・・・・生き抜いているのよ