東京23区のごみ問題を考える

脱焼却の循環型ごみ処理システムは可能か!!
~ごみ問題のスクラップブックとして~

23区のプラスチック資源化状況(検討中含む)、豊島区も令和5年4月からプラスチック資源回収モデル事業(一部地域)実施、区内全域での本格実施は令和5年10月に開始か?

2023年04月08日 13時47分02秒 | 東京23区のごみ

豊島区「プラスチックの出し方が変わります」から

 

豊島区も容リプラと製品プラの一括回収が始まった~

昨日、容リ法の指定法人ルートの「令和5年度落札結果」で、23区のプラスチック再商品化の契約状況をチェックしていて、豊島区が1,367 トン契約していたのでびっくり。豊島区のホームページをみると「令和5年4月からプラスチック資源回収のモデル事業を一部地域で実施、区内全域での本格実施は令和5年10月に開始します。」となっていた。いいですね!! 

容器包装リサイクル法制定後も、長年、容リプラの分別回収に取り組めなかった区も、渋谷、北と「容リプラ」「製品プラ」の一括回収が始まって、次々とモデル事業もスタートしている~

すでに「容リプラ」分別回収実施の区も、港区、千代田区に次いで江東区も10月から一括回収が始まる。そして、目黒区も7月から一括回収が始まるようだ~

また、令和5年度、容リプラと製品プラ一括回収(分別収集物)の再商品化を容器包装リサイクル協会(指定法人ルート)に委託するのは千代田(500トン)、台東(15.6トン)、目黒(1,506.63トン)、荒川(71.4トン)の4区である。千代田はすでに一括回収の先行区、目黒も7月から実施、台東と荒川はモデル事業分なのか?ホームページ上ではよくわからない、、、

一応、23区すべての区でプラスチック資源化は実施、あるいは検討しているようだが、、、
循環型社会形成推進交付金の交付要件が、「23区の全域でプラスチックの分別収集及び再商品化に必要な措置を講じていること」が条件ということなので、しっかりとチェックしなくては、、、(プラ新法施行後の地域計画分から対象ということなので2031年度末までがタイムリミットか?)

分別収集計画(第10期)(令和5~9年度)
令和5年度容リ協会と契約のない墨田、世田谷、足立の3区の「分別収集計画」をチェックしてみると、世田谷は「その他プラ」で令和6年度1,667トン、令和7年度6,767トン、令和8年度6,796トン、令和9年度6,844トンの引渡量で計画を立てている。墨田区は白色トレイのみの計画で「その他プラ」の分別収集計画は策定なし。せっかくの容リプラの最大のメリット「再商品化費用の事業者負担」が容リ協会に申し込みできないと、独自ルートで自治体負担での再商品化となる。第11期(R8~R12)の策定は令和7年になるのかな???(参考「令和5年度 容リ法指定法人ルートの「プラスチック製容器包装」「分別収集物」落札結果、23区の再商品化事業者は~ 」)

墨田区分別収集計画(第10期:令和5年度~令和9年度)
世田谷区分別収集計画(第10期:令和5年度~令和9年度)
足立区分別収集計画(第10期:令和5年度~令和9年度)
※容器包装リサイクル法 の規定により、市町村は、容器包装廃棄物の分別収集をしようとするときは、3年ごとに、5年を一期とする分別収集計画を定める

訂正(2023年9月22日)
なんと、墨田区分別収集計画が9月に改正版が出ていた~
ひとまず安心、、、

墨田区分別収集計画(第 10 期)
令和4年6月策定
令和5年9月改正

23区のプラスチック資源化状況
各区の取組状況を一覧表にしてみた~



23区のプラスチック資源化状況(2023年4月7日現在)各区のホームページから検索、抜粋
千代田区2008年~容リプラ2012年~容リプラ・製品プラ一括回収
中央区、2009年~容リプラ、プラスチック製品も合わせて分別回収する「プラスチックの一括回収」について検討か?(中央区清掃・リサイクル推進協議会
港  区2008年~容リプラ・製品プラ一括回収
新宿区、2008年~容リプラ令和5年度 区政の基本方針説明 令和6年度からのプラスチック使用製品の回収と再資源化に向けた準備を進める
文京区、2022年10月6日~2023年2月23日まで容リプラ・製品プラ一括回収モデル事業
台東区、2022年10月~容リプラ・製品プラ一括回収モデル事業(一部の集合住宅)、2024年度本格実施に向けた検証か?
墨田区、2023年度中に容リプラ・製品プラ一括回収事前実施、2024年度中に本格実施検討中
江東区2009年~容リプラ2023年10月~容リプラと製品プラの一括回収
品川区、2008年~容リプラ製品プラを含めたプラスチックの分別収集およびリサイクルの効果について調査・検討を⾏っています。
目黒区2008年~容リプラ2023年7月~容リプラと製品プラの一括回収
大田区、2022年11月~容リプラ・製品プラ一括回収モデル事業(一部地域) 、2023年度以降 地域拡大等を検討
世田谷区、世田谷区清掃・リサイクル審議会で審議中
渋谷区2022年7月~容リプラと製品プラの一括回収
中野区、2006年~容リプラ"令和6年度からプラスチック容器包装に加え、プラスチック製品の資源化を実施する。"
杉並区、2006年~容リプラ、2024年度~容リプラと製品プラの一括回収試行実施に向けて調査・検討(一部地域)
豊島区2023年4月~容リプラ・製品プラ一括回収モデル事業(一部地域)令和5年4月から区内一部地域を対象にしたモデル事業を実施し、区内全域での本格実施は令和5年10月に開始
北区、 2022年10月~容リプラと製品プラの一括回収モデル事業(滝野川地区)、2023年4月~王子・赤羽地区 区内全域に拡大か?
荒川区、2022年3月~~容リプラと製品プラの一括回収モデル事業、資源化に向けたモデル回収事業の検証と拡大
板橋区、「プラスチックごみ再資源化の推進」(令和 3 年~令和 5 年度実施計画事業)
練馬区、2008年~容リプラ、練馬区第8期第4回練馬区環境審議会「環境基本計画2023のポイント」区が進める資源回収の推進 
 • プラスチック資源循環促進法の施行を受けて、製品プラスチックの分別回収や再資源化の取組を進めます。 
 • 製品プラスチックの圧縮・梱包を行う中間処理施設の確保、再資源化ルート整備について、地方自治体の負担軽減を国に要望していきます。

足立区、2024年からの実施を目指す?(都政新報)
葛飾区、2007年~容リプラ
江戸川区、2007年~容リプラ、2023年度~容リプラと製品プラの一括回収モデル事業(先行実施地域にて)

 

関連(本ブログ)
文京区、台東区、大田区、豊島区もプラスチック一括回収モデル事業を実施する~2022年12月15日

江東区も2023年(令和5年)10月から容器包装プラスチックと製品プラスチックの一括回収を開始!!2022年12月07日

渋谷区 令和4年7月から渋谷区内全域で「プラスチック」の資源回収を開始しました。<容リプラと製品プラの一括回収は23区で3番目>2022年07月08日

東京都渋谷区 令和4年7月からプラスチックの資源回収を開始します<渋谷区のプラスチック資源化事業は容リプラ、製品プラの一括回収>2022年04月08日

東京都北区プラスチックのリサイクルをはじめます(滝野川地区が令和4年10月から、王子・赤羽地区は令和5年4月から)<容リプラ、製品プラの一括回収>2022年04月07日 

 


 

豊島区

【令和5年4月から】プラスチック資源回収のモデル事業を一部地域で実施します

豊島区はSDGs未来都市として、プラスチック資源回収の導入に向けた準備を進めています。

令和5年4月から区内一部地域を対象にしたモデル事業を実施し、検証結果を踏まえ、区内全域での本格実施につなげていきます。

なお、区内全域での本格実施は令和5年10月に開始します。

(注意)

このページに記載している内容は、資源・ごみを区の回収(収集)に出している方(主に家庭から出る資源・ごみを出している場合)が対象です。民間の業者に資源・ごみの収集運搬・処分を依頼している事業者は対象外となります。

動画でご紹介します

資源として回収するプラスチックや、出し方のルールをまとめた動画を作成しました。

下記リンク先(豊島区公式としまななまるチャンネル)よりぜひご覧ください。

pla_video_long

 

 上記フル版の一部抜粋したもの(品目ごとの出し方の紹介)です。

モデル事業の実施地域

(五十音順)

  • 池袋本町2丁目
  • 要町3丁目
  • 駒込1丁目、2丁目
  • 千川2丁目
  • 西巣鴨3丁目、4丁目
  • 東池袋5丁目
  • 南長崎6丁目
  • 目白4丁目

モデル事業の開始時期

  • 令和5年4月から

(モデル事業の実施地域以外の地域については、令和5年10月から開始します。)

詳細は~

 


 

目黒区

令和5年7月からプラスチックの資源回収が変わります(製品プラスチックの資源回収)

更新日:2023年2月6日

プラスチックごみによる様々な地球規模の問題が発生している中、プラスチックのリサイクルをより一層推進させることが求められています。
目黒区では、現在、燃やすごみとして収集している製品プラスチック(プラスチック製の文具や日用品など)を新たに資源として回収しリサイクルすることで、ごみの減量や二酸化炭素の発生抑制を図り、持続可能な循環型社会の構築を目指します。

回収開始時期(予定)

令和5年7月1日から
(区内全域で実施)

新たに資源として回収する製品プラスチック

すべてがプラスチックでできている、一辺がおおむね30センチメートル未満のもの

製品プラスチックの例

  • 文具、おもちゃ(定規、クリアホルダー、ブロックのおもちゃ、CD・CDケースなど)
  • 台所用品(保存用容器、コップ、食器、スプーン、ストローなど)
  • その他日用品など(バケツ、ハンガー、歯ブラシ、プランター、くしなど)

製品プラスチックのイラスト

回収日・出し方

  • 資源回収日(週1回)。資源回収日の変更はありません。
  • プラスチック製容器包装(プラマークが目印)と同じ袋(中身の見える袋)に入れて、集積所に出す。

製品プラスチックの出し方のイラスト

詳細は~

 


 

江東区 更新日:2023年3月17日

令和5年10月「プラスチックの日」スタート

plasticksrecycle令和5年10月より、燃やすごみとして収集している「製品プラスチック」のリサイクルを始めます!

容器包装プラスチックの日を「プラスチックの日」とし、容器包装プラスチックと合わせて一括回収を始めます。

 

プラスチックによる海洋汚染などから地球環境を守り、ごみ焼却でのCO2排出量を削減することにより、「ゼロカーボンシティ江東区」の実現を目指します。

容器包装プラスチックの分別回収にご協力をいただいておりますが、さらなるリサイクルへのご協力をよろしくお願いいたします。

対象となるプラスチック

今までのプラマークが目じるしの「容器包装プラスチック」に加え、プラスチック100%素材の「製品プラスチック」も対象となります。

容器包装プラスチック

平成21年3月から分別回収をしている容器包装プラスチックは、製品を包んでいる容器や包装のプラスチック素材のものです。

プラマークが目印です。

製品プラスチック

容器包装プラスチック以外のプラスチック100%素材の製品で、おおむね30センチ角以内のものです。

プラマークはついていませんが対象となります。


詳細は~

 

 

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