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東京23区のごみ問題を考える

脱焼却の循環型ごみ処理システムは可能か!!
   ~ごみ問題の覚え書きとして~

23区のプラスチック資源化状況、「容リプラ」「製品プラ」一括回収 実施中は16区(モデル実施含む)、2025年4月から実施は文京区、実施時期不明は中央、世田谷、杉並※、練馬、葛飾※、江戸川の6区

2024年10月05日 09時20分26秒 | 東京23区のごみ

 

23区のプラスチック資源化状況
容器包装リサイクル法 完全施行が2000年、
23区のプラ資源、20年以上も「容リプラ」資源化に取り組まなかった半数の区が、プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律(プラ新法)のおかげで、やっと全区で「容リプラ」「製品プラ」の一括回収に取り組むめどがついてきたようだ~

これは、プラ新法のおかげと言うよりは、循環型社会形成推進交付金の交付条件にプラスチックの分別収集・再資源化が必須となったことが大いに影響している。(参考「 循環型社会形成推進交付金交付要綱の取扱いについて(環循適発第 22033113 号 令和4年3月 31 日環境事務次官通知)」「循環型社会形成推進交付金交付取扱要領」)23区の場合、第5期地域計画(令和8~12 年度)新規事業から対象となる。2031年度までに23区全域でプラスチック資源化が未実施の場合は、2026年度まで遡って交付金の返還となるようだ~

23区の中間処理は東京二十三区清掃一部事務組合の共同処理体制
ごみ焼却工場は22清掃工場体制で、毎年度ごとに清掃工場の建替は目白押し、
最近の「北清掃工場建替工事」で契約金額 607億5850万円(税込み)なので、、交付金の1/3、1/2が受けられないとなると23区の分担金にも大いに影響する。ということで、23区のプラスチック資源化は着々と取組が進んでいるようだ~

最近の23区清掃工場の落札金額(税込み)【単純トンあたり単価】
大田清掃工場(600t/日)【31,051,398円/t】タクマ・東急建設JV 18,630,838,800円(税込)
練馬清掃工場(500t/日)【39,165,000円/t】JFEエンジ・東急建設JV 19,582,500,000円(税込)
杉並清掃工場(600t/日)【43,925,000円/t】日立造船・奥村組JV 26,355,000,000円(税込)
光が丘清掃工場(300t/日)【111,960,000円/t】タクマ・鴻池JV 33,588,000,000円(税込)地域の熱供給含む
目黒清掃工場(600t/日)【85,784,400円/t】JFEエンジ・清水建設JV  51,470,640,000円(税込) 
江戸川清掃工場(600t/日)【88,550,000円/t】日立造船・竹中JV  53,130,000,000円 (税込)  
北清掃工場(600t/日)【101,264,167 円/t】三菱・フジタJV  60,758,500,000円 (税込)
大田清掃工場第一工場(600t/日)再稼働に伴うプラント設備更新は172.7億円 ←タクマと随意契約
次は世田谷清掃工場の建て替え、、、


文京区も「2025年4月からのプラスチック分別回収実施」に向けて、
区民説明会のお知らせを始めた~

 



23区全域でのプラスチック資源化実施のタイムリミットは2031年度

23区のプラスチック資源化
「容リプラ」「製品プラ」の一括回収は、23区すべての区で資源化の方向性は確実になっているが、、、

2024年10月5日現在、
一括回収 実施中は16区(モデル実施含む)

 千代田、港、新宿、(台東)、墨田、江東、品川、目黒、(大田)、渋谷、中野、豊島、北、(荒川)、板橋、(足立)、

2025年4月から実施は1区
 文京

実施時期不明は6区ホームページでの公表が無い?
 中央、世田谷、杉並※、練馬、葛飾※、江戸川、

杉並※は、一廃計画で「2024年度から「容リプラ」「製品プラ」回収 試行実施に向けて調査・検討(一部地域)」となっているが???
葛飾※は、令和6年度の主な重点事業で「製品プラスチックの分別回収を一部地域で先行して実施」としているが???

 


 

23区のプラスチック資源化状況(2024年10月1日現在)
※各区のホームページで告知分のみ反映

千代田区:2008年~「容リプラ」回収、2012年~「容リプラ」「製品プラ」一括回収実施
中央区:2009年~「容リプラ」回収、プラスチック製品も合わせて回収する「プラスチックの一括回収」について検討か?(中央区清掃・リサイクル推進協議会)
港  区 :2008年~「容リプラ」「製品プラ」一括回収実施
新宿区:2008年~「容リプラ」回収、2024年4月から「製品プラ」一括回収実施※東京都では初めてプラ新法第33条に基づく再商品化計画認定
文京区:モデル事業 2022年10月6日(木曜日)から5か月間、2024年度  区民周知  2025年4月から「容リプラ」「製品プラ」一括回実施
台東区2022年10月から一部の集合住宅でモデル事業を実施2024年10月から一部地域で一括回収を開始2025年4月から区内全域で実施
墨田区2023年10月から「容リプラ」「製品プラ」一括回収 区内一部地域でモデル事業、2024年4月から区内全域で本格実施 、
江東区:2009年~「容リプラ」回収、2023年10月から「容リプラ」「製品プラ」一括回収実施
品川区:2008年~「容リプラ」回収、2023年年6月からモデル回収開始、2024年4月から区内全域で本格実施
目黒区:2008年~「容リプラ」回収、2023年7月から「容リプラ」と「製品プラ」の一括回収実施
大田区:2022年11月から「容リプラ」「製品プラ」一括回収モデル事業(一部地域)、2023年10月から地域拡大2025年4月から区内全域で実施
世田谷区:世田谷区清掃・リサイクル審議会答申「世田谷区におけるプラスチック資源循環施策について
渋谷区2022年7月から「容リプラ」「製品プラ」の一括回収実施
中野区:2006年~「容リプラ」回収、2024年度から「容リプラ」「製品プラ」の一括回収実施
杉並区:2006年~「容リプラ」回収、2024年度から「容リプラ」「製品プラ」回収 試行実施に向けて調査・検討(一部地域)
豊島区:2023年4月から「容リプラ」「製品プラ」モデル、令和5年10月から区内全域で実施
北区 :2022年10月から「容リプラ」「製品プラ」一括回収モデル事業(滝野川地区)、2023年4月から区内全域で実施区内全域でのプラスチックの分別回収開始後の状況について
荒川区町屋の一部地域(町屋2・3・4丁目と一部集合住宅)でプラスチックの回収を実施しています!
板橋区2024年4月から「容リプラ」「製品プラ」一括回収実施
練馬区::2008年~「容リプラ」回収、製品プラスチックの分別回収や再資源化の取組を進めます
足立区::2024年4月から「容リプラ」「製品プラ」一括回収 モデル地域でスタート2026年度から全区全域で展開予定
葛飾区:2007年~「容リプラ」回収、2024年度 製品プラスチックの分別回収を一部地域で先行で予算計上
江戸川区:2007年~「容リプラ」回収、環境省公募事業「2023年度~「容リプラ」「製品プラ」一括回収モデル事業(先行実施地域にて)」事業者によるプラスチック製品店頭回収の取り組み

 

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