東京23区のごみ問題を考える

脱焼却の循環型ごみ処理システムは可能か!!
~ごみ問題のスクラップブックとして~

23区清掃一組、目黒清掃工場建替工事(日量600t))は JFEエンジ・清水建設JV 514億7064万円(税込み)

2017年06月27日 16時39分59秒 | 東京23区のごみ

図-1 完成予想図
23区清掃一組「目黒清掃工場建替工事の概要」より

 

昨日の、23区清掃一組議会で、議案第25号「目黒清掃工場建替工事請負契約の締結について」は原案可決となり、落札者が、やっと入札情報サービスで公表された。また、清掃一組ホームページでも「目黒清掃工場建替工事契約における総合評価の結果について」ということで、「目黒清掃工場建替工事総合評価の結果について」及び「目黒清掃工場建替工事の概要」が公表された。


目黒清掃工場建替工事

全連続燃焼式火格子焼却炉
焼却能力 600トン/日(300トン/日・炉×2基)

514億7064万円(税込み)でJFEエンジニアリング・清水建設JVと契約

東京二十三区清掃一部事務組合 更新日:2017年6月27日

目黒清掃工場建替工事契約における総合評価の結果について

目黒清掃工場建替工事の一般競争入札を総合評価落札方式により実施しました。

このたび、契約相手が決定しましたので、総合評価の結果についてお知らせします。

目黒清掃工場建替工事総合評価の結果について(PDF:952KB)

目黒清掃工場建替工事の概要(PDF:643KB)

なお、入札経過調書については、「東京電子自治体共同運営電子調達サービス」からご参照ください。

(入札経過調書の公表期間:平成35年3月末まで)

東京電子自治体共同運営サービスロゴ外部サイトへリンク

東京電子自治体共同運営サービスのロゴをクリックすると「入札情報サービス」のページに移動します。下記の方法で検索してください。

検索方法

入札情報>入札(見積)経過調書>工事

検索条件設定

自治体:東京二十三区清掃一部事務組合

年度:2017年度

業種:業種一覧表>その他工事『4600焼却設備』


再掲「514億円でJFE・清水JV/目黒清掃工場建替(日量600t)

目黒清掃工場の514億7064万円(税込み)には驚く、 
23区の清掃工場の建設費、年々高騰とはいえ、、、
落札価格51,470,640,000円(予定価格51,471,655,200円)落札率99.998% 
同じ600t/日の大田清掃工場の2.8倍、杉並清掃工場の2.0倍の落札価格
(目黒は、予定価格も大田の1.9倍、杉並の1.7倍に高騰)

いかに総合評価といえども、応札者は1者のみでは予定価格どおりとなる、、,
プラントメーカーの談合解消とはいえ、競争のなさは恐ろしい結果となる、
相談しなければ談合にもならない、暗黙の了解の調整なのか??? 

最近の23区清掃工場の落札結果 【単純トンあたり単価】
大田清掃工場(600t/日) タクマ・東急建設JV 落札決定額:18,630,838,800(税込)【31,051,398円/t】応札者4者
練馬清掃工場(500t/日) JFEエンジ・東急建設JV 落札決定額:19,582,500,000(税込)【39,165,000円/t】応札者4者
杉並清掃工場(600t/日) 日立造船・奥村組JV 落札決定額:26,355,000,000(税込)【43,925,000円/t】応札者2者
光が丘清掃工場(300t/日) タクマ・鴻池JV 落札決定額:33,588,000,000円(税込)【111,960,000円/t】応札者2者
目黒清掃工場(600t/日) JFEエンジ・清水建設JV 落札決定額:51,470,640,000円(税込) 【85,784,400円/t】応札者1者


※光が丘は、300トン/日(150トン/日・炉×2基)炉ではあるが、余熱利用で地域の熱供給などおこなうのでかなりの割高となっている。光が丘清掃工場建替工事の概要」では「余熱利用設 備:蒸気タービン発電機(発電効率は17 %以上 )を設ける。 また、場 内で給湯 に利用すると もに、周辺公共施設( 旭町南地区区民館、光が丘体育館 、図書光が図書)へ高温水 並びに光が丘地区地域冷暖房施設へ蒸気及び温水による による 熱供給を行う」となっている。

とりあえず~ 

関連(本ブログ)
■ 
ごみ焼却炉メーカー、談合解消後の陣取り合戦、23区の場合~(その3)2017年06月27日

 

追記(2017年8月2日)

JFEエンジニアリング 株式会社

東京二十三区清掃一部事務組合より目黒清掃工場を受注

2017年8月2日
JFEエンジニアリング株式会社

 JFEエンジニアリング株式会社(社長:大下元、本社:東京都千代田区)はこのたび、清水建設株式会社(社長:井上和幸、本社:東京都中央区)との共同体により東京二十三区清掃一部事務組合から「目黒清掃工場建替工事」を受注しました。当社は、既設炉の解体から新設炉(ストーカ方式・300t/日×2炉)の設計・施工までを一括で請け負います。

 新しい施設は、現在の約2倍となる21,500kWの発電能力を有し、当社独自の燃焼技術である高温空気燃焼システムにより安定した高効率発電を行い、国内トップレベルの発電効率23.7%を実現します。

 当社はこれまでクリーンプラザふじみ※1や練馬清掃工場※2をはじめ、大都市の市街地と共存する都市環境プラントを多数手がけており、周辺環境に配慮した提案が高評価を得ております。本事業では地域の皆様に親しまれる施設になるよう、建物を現在より低くして視覚的圧迫感を感じさせない外観とします。さらに街並みに溶け込む配色を採用し、屋上および壁面の一部は緑化します。

 当社はこれからも都市環境プラントのリーディングカンパニーとして、循環型社会の形成及び環境保全への貢献を目指し、お客様のニーズに合わせた最適な技術を提供して参ります。

※1 当社が2010年にふじみ衛生組合(東京都三鷹市と調布市で構成)より受注し2013年3月に竣工した施設
受注時リリース参照:http://www.jfe-eng.co.jp/news/2010/pdf/news100426.pdf
※2 当社が2010年に東京二十三区清掃一部事務組合より受注し2015年3月に竣工した施設
受注時リリース参照:http://www.jfe-eng.co.jp/news/2010/pdf/news101224.pdf

 
■本事業の概要

1. 発 注 者:東京二十三区清掃一部事務組合
2. 受 注 者:JFEエンジ・清水建設特定建設工事共同企業体
3. 事 業 名:目黒清掃工場建替工事
4. 建設場所:東京都目黒区三田2丁目
5. 事業内容:既設炉の解体および新施設(ストーカ式300t/日×2)の設計・施工
6. 受注金額:476億5800万円 (税抜き)
7. 工事期間:2017年6月~2023年3月

 

 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 環境省組織令の一部を改正す... | トップ | 平成29年度安達地方における... »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

東京23区のごみ」カテゴリの最新記事