東京23区のごみ問題を考える

脱焼却の循環型ごみ処理システムは可能か!!
~ごみ問題のスクラップブックとして~

家庭ごみが新たなエネルギーに 日立造船の「次世代ごみ処理システム」実験進む CO2大幅減にも期待

2022年12月01日 07時41分28秒 | 中間処理施設等

ABCテレビ日立造船の「次世代ごみ処理システム」実験進む」から

 

ABCテレビの動画家庭ごみが新たなエネルギーに 日立造船の「次世代ごみ処理システム」実験進む CO2大幅減にも期待をみたのだが、、、

大阪市のごみ焼却施設「舞洲工場」の一角で研究が進められているのは、日立造船の「次世代ごみ処理システム」です。  家庭から出たごみを細かく砕いて、800度に加熱された特殊な炉に投入すると、燃焼する代わりに「熱分解」されて「可燃性のガス」に生まれ変わります。と、、、

これって、日本経済新聞「「日立造船、家庭ゴミから燃料ガス回収 小型施設を開発」」と同じ???
日経の場合は400度で炭化となっていたが、、、ABCテレビは800度に加熱????
同じ大阪市での実証事業、、、JFEのサーモセレクトガス化溶融炉(ガス化改質炉)は約 1 200℃、、、

ABCテレビも実施場所は大阪広域環境施設組合 舞洲工場内となっているので、「環境省委託事業「次世代型廃棄物処理システムの開発」での実証運転を開始」のことだろうが、、、

 

関連(本ブログ)
日立造船、家庭から出るごみを燃やさずに炭化させて水素やメタンを回収する小型の処理施設を開発2022年03月31日 

 

日立造船

2022 年 4 月 1 日
環境省委託事業「次世代型廃棄物処理システムの開発」での実証運転を開始
~ ポスト・コンバッション技術の開発 ~

日立造船株式会社は、2017 年から当社技術研究所内で技術開発を続けてきた「次世代型廃棄物
処理システム」について、大阪市環境局および大阪広域環境施設組合の協力のもとに実際のごみを
用いた実証試験を 2022 年 3 月から開始しました。
本実証試験は、2020 年度に環境省の「CO2 排出削減対策強化誘導型技術開発・実証事業」とし
て採択され、大阪広域環境施設組合 舞洲工場(大阪市)の敷地内に実証プラントを建設し、2023
年度まで実証試験を実施することにより、実際の一般廃棄物の性状変動への適性やプラントの信頼
性等の確立を目指すものです。
本システムは、廃棄物処理の主目的である減容化能力を従来の焼却処理と同水準に保ちつつ、焼
却処理から脱却すること(ポスト・焼却)で CO2排出削減を実現したものです。
熱分解ガス化により廃棄物中の可燃物を可燃ガスに変換して、エネルギーや素材などに利活用す
ることで脱炭素社会、水素社会に適合した新たな廃棄物処理ネットワークの構築を目指します。
【環境省委託事業概要】
・事業名称:CO2 排出削減対策強化誘導型技術開発・実証事業
高効率エネルギー利活用に向けた次世代型廃棄物処理システムの開発
・事業期間:令和 2 年度(2020 年度)~令和 5 年度(2023 年度)(予定)
・事業概要:当社が開発した新たな次世代型廃棄物処理システム(熱分解ガス化改質システム)
の技術開発実証事業
・処理能力:2 トン/日
・協力者 :大阪市環境局、大阪広域環境施設組合
・実施場所:大阪広域環境施設組合 舞洲工場内


【本システムの特徴】
・雑多で性状の変動の大きい一般廃棄物処理に適した“熱分解ガス化改質炉”により、廃棄物から
可燃ガス(水素リッチ)を生成します。
・可燃ガスに含まれる廃棄物由来の夾雑物(酸性ガス等)は“ガス精製装置”により除去されます。
・熱分解に必要な熱源には副生物のチャー(炭化物)を用いるために、外部燃料は不要です。
・廃棄物エネルギーを可燃ガスに変換するためエネルギーの貯蔵が容易となり、将来的な多用途
(水素等のガス利用、化学合成による素材利用等)展開が期待できます。

次世代廃棄物処理システムフロー
(終)

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