秘密…

ヒミツノコト

星になった…

2015年10月14日 15時26分09秒 | diary
生と死を見つめる二日間だった…


友人のお見舞いから帰宅後
夜になり、なんか様子がオカシイ
ワン娘…


そろそろ…だなっ…

昨年夏に1頭のワン娘を見送り
心の準備は、出来ていた

人間の年なら
約80歳のお婆ちゃん犬

持病は抱えつつも
最期まで、自力で歩き
色艶を見る限り、年老いた姿では、ない
ブラックとシルバーに
キラキラとかがやいてた


深夜12時30分を過ぎた頃
悲鳴の様な一声を上げ…
只事ではない!の直感


その後、静かに息を引き取った



昨年、看取った娘と同い年
何時、何が起こっても不思議ではなく、
苦しむ期間が長くなくて、良かった…
不思議と涙は出ない

身体を綺麗に整え…

早朝、生花と好きだったオヤツ
を準備
段ボールの棺を作り…
子供達を起こし、最後のお分かれをする

みんな、身体を撫で…
あっちに行ったら、先に逝ったワン娘が待ってるから!
寂しくないよ
今まで、長い間ありがとう!


それでも…
斎場でのお別れ式から
火葬の炉へ入る瞬間…
立ってはいられず、へたり込み

次男に支えられ…

点火はなさいますか?と…

次男が、
最期は、僕が…と
点火スイッチを押す

知らない人に任せたく無かったらしい…

爽やかな秋晴れの日
小さな小さな骨壷に収まってしまった

…星になった…



帰宅し…
鍵を開けると、
いつも、スタスタと尻尾を振りながら歩いてくる、ワン娘がいない…
《ただいまー》と声をかけ
苦笑…

居ないんだよね!
一緒に帰って来てたんだった…

覚悟は出来てたとはいえ…
慣れるまで少しかかりそう


でも、やっと

肩の荷が下りた気もする…
踏み切れなかった理由の一つ