おじいちゃんの山は華やかな花桃がたくさん植えられています。
今年は花付きが良く、零れ落ちそうに咲いています。
「この花桃、種から育てたものばかりだよ」
10年ほど前(おじいちゃんの10年はもっと長いと思うけど)
道端に桃の実が落ちているのを見つけたおじいちゃん、
国道沿いなので、助手席のおばあちゃんを車から降ろして拾わせたそうです。
源平咲の花桃、種から育てるとどんな色の花になるのか?
紅白咲き分ける木、白花だけ、赤花だけと分かれるそうです。
その時の木も実を付け、孫の苗木もたくさん育っているのです。
この見事な花桃の木、なんと、我が家の近くに親木があるというのです。
「最近、親の花桃が元気ないみたいで・・・」とおじいちゃん、
私もよく知っているMさん宅の花桃、そういえばお花が少なくなりました。
早速写真を持って親木のMさんをお訪ねしました。
「えっ、嬉しい!」と大喜び。
植えた時期は忘れたけれど、30㎝ほどの小さい苗だったそうです。
こんなに大きくなるとは思わず、隅っこに植えてしまったと。
2年ほど前から元気が無くなってきたそうで、
おじいちゃんの孫苗を貰えば良いよねと、花桃の養子縁組成立です。
今年の花はもう終盤、来年の一番きれいな時期に一緒に行こうねと約束です。
老木となって花の少ない親木の花桃。
おじいちゃんに連絡すると
「花がまた人を繋いでくれた、良い苗作っておくよ」
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