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お気入俳人の俳句鑑賞します。
多側面から俳句を分類します。
俳句付きイラストを描きます。

■五体俳句525「つけ爪の先まで春の闌けいたり」(日原輝子)

2021-04-06 04:56:00 | 五体俳句

○五体俳句525・爪9・日原輝子01・2021-04-06(火)
○「つけ爪の先まで春の闌けいたり」(日原輝子01)
○季語(春闌く・晩春)(「俳句界201303別冊「平成名句大鑑」」より引用)【→五体俳句-索引1索引2索引3索引4索引5 →俳人一覧(うえくけこすせそちつてとにぬねのふへほみむめもゆ~)】

【鑑賞】:「ネイルサロン」や「ネイルアート」という名称も定着しが、「ネイル」と「爪」ではまるで語感が違う。つけ爪の先端まで春が沁みとおる。つけ爪も五感の末端にあるかのようだ。


日原輝子(ひばらてるこ)
○好きな一句「長き夜を万葉仮名でしめくくる」(『大黄落』2006)02
○季語(長き夜・三秋)

【Profile】:1930年大阪府出身。富田林市在住。1956年「寒雷」入会、1959年「頂点」創刊同人。1970年→鈴木六林男花曜」創刊に参加、後同人(1992年退会)。1978年夫・日原大彦主宰の「花筐」入会、2000年「花筺」主宰継承。2003年「頂点」(→川名つぎお代表)編集人。


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