●方法俳句440・オノマトペ61・丸谷玩亭1・2019-07-18(木)
○「ばさばさと股間につかふ扇かな」(丸谷玩亭1)
○季語(扇・三夏)(→「増殖する俳句歳時記」より引用)【→方法俳句-索引1・索引2・索引3・索引4 →俳人一覧(あ・い・うえ・お・かき・くけこ・さ・しすせそ・た・ちつてと・な・にぬねの・はひ・ふへほ・ま・みむめも・や~)】
【鑑賞】:「股間」という五体俳句に分類したいところですがオノマトペの俳句です。まさにきどらない俳句の魅力を十二分に発揮した句であります。「ばさばさ」の語感も素敵ですね。
●丸谷玩亭(まるやがんてい)(1925~2012)
○好きな一句「桜桃の茎をしをりに文庫本」(『七十句/八十八句』2017)2
○季語(桜桃・仲夏)
【Profile】:山形県鶴岡市出身。小説家、文芸評論家、英文学者。丸谷才一の俳号。1968年、「年の残り」で芥川賞受賞。1970年安東次男、大岡信、岡野弘彦らと連句の会「歌仙の会」を始めて40年続けた。
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