●次元俳句0302・晩年(時間)02・今井杏太郎01・2016-10-23(日)
○「晩年の景色に雨の赤のまま」(『海鳴り星』2000)(今井杏太郎01)
○季語(赤のまま・秋) 「ばんねんのけしきにあめのあかのまま」(「鑑賞日本の名句(角川学芸出版)」より引用)【→次元俳句-索引1・索引2・索引3 →俳人一覧(あ・い・うえお・かき・くけこ・さ・しすせそ・た・ちつてと・な・にぬねの・はひ・ふへほ・ま・みむめも・や~)】
【鑑賞】:「赤のまま」「赤まんま」「赤まま」などの名のある「犬蓼の花」です。赤のままに雨が降っているのが晩年の情景なのです。
●今井杏太郎(いまいきょうたろう)(1928~2012)
○好きな一句「長き夜のところどころを眠りけり」02
○季語(長き夜・秋) 「ながきよのところどころをねむりけり」(「名句鑑賞辞典(角川書店2000)」より引用)
【Profile】:千葉県出身。1969年、「鶴」入会。→石塚友二に師事。1982年鶴賞受賞。1997年「魚座」創刊主宰(2006年終刊)。『海鳴り星』で俳人協会賞。俳人協会会員。
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