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お気入俳人の俳句鑑賞します。
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俳句付きイラストを描きます。

■挿絵俳句593「緑青の樹皮揺るぎなき七月よ」(鎌田透次)

2022-07-30 04:56:00 | 挿絵俳句

○挿絵俳句593・緑青の・鎌田透次607・2022-07-30(土)
○「緑青の樹皮揺るぎなき七月よ」(→鎌田透次607)【→Haiku and Illustrationへ →第13句集50句へ】
○季語(七月・晩夏)

the trunk of a large tree
is firmly covered
with patina moss / Touji

【作句メモ】:2022年5月8日午前11時53分撮影(神奈川県座間市)。大樹の幹はどっしりと揺るぎなく緑青(ろくしょう)(→和色大辞典〈緑青ろくしょう#47885e〉)の苔に覆われている。緑青という色#47885eに染められた七月が終わる。


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写生 (矢浦詠正)
2022-07-30 09:19:54
 7月は梅雨の最中で、木立や朽木、石像までも苔に覆われますが、その中の青色のものを「緑青」と感じたことに敬服しました。 近くに県の総合支社があるのですが、駐車場の周辺の立ち木に沢山のキクラゲを発見しましたが、下さいとも言えぬ間に旱となって乾いてしまいました。
 キノコ好きなので四季を通じて山野に遊びますが、時には秋田の大蕗なみの群落に声を揚げることもあります。
 
 それでは今日の1句    梅雨湿る溶岩窟ぬちの光蘚
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