○特集俳句476・女や男の俳句1-5(女)・沢露川01・2020-05-02(土)
○「出女の出がはり時や木瓜の花」(沢露川01)
○季語(木瓜の花・晩春)(「忘れられない名句(福田甲子雄・毎日新聞社)」より引用)【→特集俳句-索引1・索引2・検索3・検索4 →俳人一覧(あ・い・うえ・お・かき・くけこ・さ・しすせそ・た・ちつてと・な・にぬねの・はひ・ふへほ・ま・みむめも・や~)】
【鑑賞】:関所用語である「入り鉄砲に出女」の出女ではなさそうだ。各地の宿場の旅籠にいた客引きの女性も「出女」といわれた。そろそろ出女の当番が入れ替えとなる時間だ。木瓜の花が咲いている。
○沢露川(さわろせん)(1661~1743)
○好きな一句「闇の夜に鳴かぬ烏や魂むかへ」02
○季語(魂むかへ・初秋)(「季語めぐり~俳句歳時記~」より引用)
【Profile】:伊賀上野に生まれ、尾張名古屋の数珠商渡辺家の婿養子となるが、後に旧姓の沢を名乗る。俳諧は→北村季吟に学び、1691(元禄4年)→松尾芭蕉門に入る。剃髪して諸国を俳諧行脚、尾張蕉門の雄となる。
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