俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
◯各俳人の情報は書籍・ネット他で一般に公開されたものから得ています。各俳人の情報は最新でない場合があります。各俳人の敬称略させていただきます。Tweet句については作者の承諾を得ていませんが、営利目的の要素はありませんのでご了承ください。
◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
○次元俳句578・昔(時間)3・川上不白01・2020-04-10(日)
○「古郷の春やむかしを夕桜」(『不白翁句集』)(川上不白01)
○季語(夕桜・晩春)(「→川上不白の俳諧」より引用)【→次元俳句-索引1・索引2・索引3・索引4・索引5・忌日祈念日俳句】【→俳人一覧(あ・いい・いた・うえ・お・か・き・くけこ・さ・し・すせそ・た・ちつてと・な・にぬねの・はひ・ふへほ・ま・みむめも・や・ゆ~)】【→俳句結社索引】
【鑑賞】:この句はただものではない。なんと時間を示す語句を四個も含んでいる。すなわち「古」「春」「昔」「夕」である。故郷の桜の花はあらゆる時間のなかに漂っている。
○川上不白(かわかみふはく)(1716~1807)
○好きな一句「永き日や絵馬をみてゐる旅の人」(『不白翁句集』)02
○季語(永き日・三春)(「角川俳句大歳時記・春」より引用)
【Profile】:紀州新宮の生まれ。江戸後期の茶人。不白流の祖。紀伊国水野藩士川上五郎作の次男。茶名は宗雪、別号を黙雷庵・蓮花庵、俳号を不羨庵。茶匠を志し、如心斎宗左の門に入る。師の許しを受けて江戸に住し江戸千家を創設。文筆・俳諧も能くした。