俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
◯各俳人の情報は書籍・ネット他で一般に公開されたものから得ています。各俳人の情報は最新でない場合があります。各俳人の敬称略させていただきます。Tweet句については作者の承諾を得ていませんが、営利目的の要素はありませんのでご了承ください。
◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
●五感俳句342・熱感10・奥山和子1・2017-08-05(土)
○「手のひらのトマト畑の余熱もつ」(第22回現代俳句新人賞受賞句「硝子壜」30句中の1句)(奥山和子1)
○季語(トマト・夏) 「てのひらのとまとはたけのよねつもつ」(→「現代俳句協会」より引用)【→五感俳句-索引1・索引2・索引3 →俳人一覧(あ・い・うえ・お・かき・くけこ・さ・しすせそ・た・ちつてと・な・にぬねの・はひ・ふへほ・ま・みむめも・や~)】
【鑑賞】:いつまでも掌のなかに包み込んでいたい熱を帯びたトマトの重み。久しぶりに夏野菜をふんだんに使って、「スパゲティ」でもつくろうか。
●奥山和子(おくやまかずこ)
○好きな一句「干魚の顔尖りいる半夏生」(第22回現代俳句新人賞受賞句「硝子壜」30句中の1句)2
○季語(半夏生) 「ほしうおのかおとがりいるはんげしょう」(引用同上)
【Profile】:1954年、香川県出身、三重県在住。1994年地元誌「鉾杉」にて投句開始。1998年「海程」にて投句開始。同年、「木」に入会。2001年「卵の会」にて投句開始。現代俳句協会会員。2004年第22回現代俳句新人賞受賞。