俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
◯各俳人の情報は書籍・ネット他で一般に公開されたものから得ています。各俳人の情報は最新でない場合があります。各俳人の敬称略させていただきます。Tweet句については作者の承諾を得ていませんが、営利目的の要素はありませんのでご了承ください。
◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
●五感俳句0243・質感=重014・猪俣千代子01・2015-09-07(月)
【五感俳句-索引 →俳人一覧(あ・か・さ・た・な・は・ま・や)】
○「手で量る榠樝の重さ枝に返す」(猪俣千代子01)
季語(榠樝・秋) 「てではかるかりんのおもさえにかへす」
【鑑賞】:動作としては、「枝に下がるかりんの実の重さを掌でたしかめた」のですが、その過程を丹念に句にしました。「枝に返す」が出色です。→「きままに季語」(http://kimamanikigo.blog.eonet.jp/mykigo/2009/11/post-1ed1.html)
○猪俣千代子(いのまたちよこ)(1922~2014)
○好きな一句「地の果は海のはじまり鳥渡る」(「太我井」2002)02
季語(鳥渡る・秋) 「ちのはてはうみのはじまりとりわたる」
【Profile】:埼玉県出身。1952年「楪」入会、1958年「寒雷」の→加藤楸邨に師事。1969年→森澄雄の「杉」に参加。2001年埼玉県文化選奨賞他多数受賞。