俳句の箱庭 top

お気入俳人の俳句鑑賞します。
多側面から俳句を分類します。
俳句付きイラストを描きます。

俳句の箱庭

「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次) ◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。 ◯各俳人の情報は書籍・ネット他で一般に公開されたものから得ています。各俳人の情報は最新でない場合があります。各俳人の敬称略させていただきます。Tweet句については作者の承諾を得ていませんが、営利目的の要素はありませんのでご了承ください。 ◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次

●五感俳句002・嗅覚01・野沢凡兆

2010-07-28 23:12:27 | 五感俳句

五感俳句002・嗅覚01・野沢凡兆 

 「五感俳句」の第2弾は鼻を使う嗅覚(きゅうかく)、あるいは臭覚(しゅうかく)。



○「市中は物のにほひや夏の月」(野沢凡兆01)

季語(夏の月・夏)

【鑑賞】:町中にはいろいろな匂いが漂ってきます。この句の「にほひ」はおそらく夕餉の支度の匂いではないでしょうか。おりしも暮れ近い空には夏の月が出ています。子供たちが家に帰れば一気に暮れて夏の夜が来ます。


野沢凡兆(のざわぼんちょう)?~1714)

○好きな一句「下京や雪つむ上の夜の雨」02

○季語(雪・冬)

【Profile】:京都に出て医を生業としていた。→松尾芭蕉とは『おくのほそ道』の旅を終えて京都に来たとき、去来を介して初対面。客観的で印象鮮明な句風。去来とともに『猿蓑』を編纂。生年不詳。

野沢凡兆掲載句

03時雨るるや黒木つむ屋の窓あかり(時雨・冬)〈色彩・黒〉2013/1/30

コメント