俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
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◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
○五感俳句002・嗅覚01・野沢凡兆
「五感俳句」の第2弾は鼻を使う嗅覚(きゅうかく)、あるいは臭覚(しゅうかく)。
○「市中は物のにほひや夏の月」(野沢凡兆01)
○季語(夏の月・夏)
【鑑賞】:町中にはいろいろな匂いが漂ってきます。この句の「にほひ」はおそらく夕餉の支度の匂いではないでしょうか。おりしも暮れ近い空には夏の月が出ています。子供たちが家に帰れば一気に暮れて夏の夜が来ます。
○野沢凡兆(のざわぼんちょう)(?~1714)
○好きな一句「下京や雪つむ上の夜の雨」02
○季語(雪・冬)
【Profile】:京都に出て医を生業としていた。→松尾芭蕉とは『おくのほそ道』の旅を終えて京都に来たとき、去来を介して初対面。客観的で印象鮮明な句風。去来とともに『猿蓑』を編纂。生年不詳。
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野沢凡兆掲載句
03時雨るるや黒木つむ屋の窓あかり(時雨・冬)〈色彩・黒〉2013/1/30