「花あしらい」をするとき<主役になれる花><脇役として活躍する花>
そして<その他大勢>・・舞台と同じようにそれぞれの持ち味を見極めて
適役を決める。
どの花も大事な役割を持っていてどれひとつ省くわけにはいかない。
主役として用いられる花はたとえばバラ、ユリ、牡丹、芍薬、デルフィニューム
蘭などどれも気品と華やかさ、物浮カしない風格を備えているように見える。
次に脇役はスイートピー、カーネーション、ャsー、チューリップ・・・
そのあいだをうめて寂しくなくしてくれるのがその他大勢の小花。
カスミソウ、スプレー菊、ピンクッション、ブルースター
レースフラワーなどのかわいい花たち。
もちろん脇役が主役に昇格したり、その反対もあるし
これは私の独断と偏見であってすべてではない。
冬の花の女王として君臨する蘭、シンピジュームはやはり群を抜いて
華やか。
ゆったりと微笑を浮かべ、羽の扇であおぎながら金の椅子にもたれている
美しく気品高い女性を思い描いてしまう。