ハイチューンな車のセッティングのときは必ず取り付ける燃圧計ですが
レスポンスアップやエアフロ交換ぐらいではお客さんに選択してもらっていた燃圧測定。
でもドリ車の主流はいまだにシルビアや180SX ローレルやJZX100などなど
新しいように思っていてもみんな10年は軽く過ぎちゃっているんですよね~。
今回は燃圧を測らずにPS13のエアフロ交換&現車セッティングを行ったのですが
4速使ってダイナパックセッティングではこれといった問題も出ずに終了。
ダイナパックから降ろして実走行に移ると2速、3速で車が尺取虫のようにギクシャクなります。
フルブースト付近では失火のようなバラバラっト言う感じ、
それに加えて、燃料カットのような症状が出たり出なかったり・・・。
まずはプラグを替えて、フルブースト付近の失火は直ったものの
燃料カットのような症状は出たり、出なかったりを繰り返します。
インジェクターの噴射率は変らないので、燃料カットが入っているわけではなく・・・。
燃料ポンプお亡くなりか・・・。と言うことで燃圧計を取り付けて走ってみると
ブースト0.7k時に燃圧は2.3kまでドロップorz。
ポンプ死んでます。
外してみると
別に茶色で塗ったわけではありません。
錆です。
ポンプのフィルターが錆で詰まってクシャってなってます。
ダイナパックではなんとも無かったのはGで燃料が動くことが無いので
錆の粉が動くことも無く、ポンプが詰まることもなかったんでしょう。
でも実走行だと燃料もGに合わせて前後左右に動いて錆の粉も動きます。
たまたまフィルター回りに来た粉は吸い上げられフィルターは錆の粉だらけに。
当然燃料供給ができなくなるので燃料カットと同じような症状が出たのだと思います。
もちろんタンクの中も錆だらけなので
燃料タンクとポンプの交換です。
ポンプを新品に交換すれば当然燃圧が高くなります。
同じ噴射時間ではA/Fは濃くなってしまうので、セッティングはやり直しです・・・。
K定数で全体のA/Fを薄めに持って行き、低負荷域を燃料マップで微調整します。
最終的には低燃費走行データーとパワーの出るデーターを混在させた
納得のできる良いマップができましたが
今回は結構苦戦しました。
低燃費ゾーンを造らないのであれば
K定数は低負荷域で合わせて、高負荷域の燃料マップを微調整したほうが
セッティングにかかる時間は少なくてすみそうです。
今回はダイナパックもぶっ続けで回したので、
ダイナパック自身の油温(車の油温じゃないですよ)上昇の警告音が鳴ってしまうほどでした。
内蔵のフィルターが詰まりA/F値がえらいことになったりしますんです。
症状でだーいたいわかるんですがね~。。
粉サビが集合すると大変なことになるんですね~。。。
A/Fに現れてくれればすぐにわかるのですが、
今回は実走行時のみと言うトラップで時間がかかりました。
これもまたノウハウになるのですが、作業中は結構テンパリます。
あるんだそんなもの・・・w
テンケンシテナイナァ
一般の人は点検しないですよ。
定期的な点検が必要なところではありませんので。